※このSSは咲-Saki-本編の3年後です
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※大学別に面子は固定です


智葉「森伊蔵が手に入っ」

菫「末原の部屋でいいな? つまみは用意していく」

恭子「アカンわ、この間の大騒ぎで隣に散々文句言われてるからしばらく控えんと」

数絵「もういっそ部室でいいんじゃないですか?」

誠子「いや流石に部室で酒盛りはまずいでしょ」

智葉「お前ら人の話を最後まで聞け」



菫「なんだ、むしろ今の流れで家飲み以外の展開がありうるのか」

恭子「ここまできておあずけは許されへんで」

智葉「店で出してたのが8合ほど余っていて、飲んでもいいと貰ってな」

智葉「私一人で飲むには多めだが、部員みんなで飲むには少々心もとない量というわけだ」

誠子「……つまり、戦って勝ち取れ、強者はすべてが肯定される、こういうわけですか」

菫「辻垣内を含めて三人分といったところか……クク、面白い」

数絵「キャラがブレブレなんですが大丈夫ですか?」



真佑子「うーん、私まだ未成年だしちょっとパスかなぁ」

ハオ「というか数絵も未成年でしょう」

数絵「お酒は飲みませんが、飲み会には参加したい派です」

真佑子「なにその派閥、いやわかるけど」

恭子「ということは、うち、弘世、小走、亦野の四人で二枠の森伊蔵を争うという形やな」

菫「四人で卓が立つな、ちょうどいい機会だ、部長の威厳をもってまとめて叩き潰してくれる」



やえ「森伊蔵って焼酎でしょう?私は別にお酒いらないわよ」

菫「……は?」

誠子「いやいや、小走先輩それは、流石にちょっと」

恭子「今から血で血を洗うデスマッチ麻雀が開幕するっていう流れやったやろ! なんで水差すんや!」

やえ「……え? なんで私辞退してるのに怒られてるの?」

誠子「小走先輩本気ですか!? だってあの森伊蔵ですよ!?」

やえ「いや、だって私そもそもそんなにお酒好きじゃないし」



菫「私たちは酔っ払ってふにゃふにゃしてる小走を見てるととても楽しいんだがな」

やえ「私飲み会で笑いものになってたの!? なおさら勝負する理由なくなったわよ!」

恭子「笑いものちゃうから、赤くなってプリプリ怒って絡んでくる小走をニヤニヤ眺めて和んでるだけやから」

やえ「それを笑いものになってるっていうのよ!」

誠子「小走先輩マジ天使!」

数絵「Y! A! E!」

恭子「Y! A! E!」

やえ「なんか意味不明の合言葉が!」

ハオ「この人たちシラフなのになんでこんなにテンション高いんでしょうか」

智葉「正直誰でもいいからとっとと決めてほしい」