※咲-Saki- 本編後の二次創作SSです
第一回咲SS人気投票グランプリ「咲ワン」にエントリーするために書きました
※普段の更新とは色々趣が違うので、いつものやつについてはアバウトをどうぞ


img1030129586



― 白糸台高校 談話室 ―


誠子「えーそれでは三年の追い出し会、それと宮永先輩のプロ入団を祝し、僭越ながらわたくし亦野が」

淡「かんぱーい!!!」

尭深「乾杯」

誠子「えええええええええ、か、かんぱーい」

照「誠子、挨拶が長い」 モグモグ

菫「お前そんな体たらくで次期部長が務まるのか」

誠子「いくら次期部長でも、卒業生が露骨に煽ってくる現状までは面倒見きれないです」

真佑子「…………」


誠子「でもこのメンツだけでよかったんですか? 三年の追い出しっていうなら部全体でやった方が」

菫「これ企画したの尭深だったよな?」

尭深「別口で麻雀部全体の企画はしてますけどね、まずこのメンバーで集まりたいと思ったので」

淡「全体で集まると緊張でガッチガチになっちゃうからなーテルは」

照「む、私だってもうプロ、つまり社会人なんだし、主役の挨拶くらい余裕」モグモグ

菫「結局いつもの営業スマイルで歯が浮きそうな事言うだけだろ、お前は」

照「そ、そんなことは、ない、と、思う…

誠子「ただでさえ小さめの声がみるみる小さく」

真佑子「…………」


菫「……ん? どうした多治比、なんだか元気ないな?」

照「もしかしてグレープフルーツジュース苦手?」モグモグ

誠子「こっちにアップルあるからコップ交換しようか」

真佑子「……いえ、グレープフルーツむしろ好きなので、それは大丈夫なんですが……」

淡「ええー、私ちょっとニガイから苦手」

尭深「淡ちゃん、高校100年生なのに苦手なものあったんだ」

淡「100年生にだって……苦手なことぐらい、ある……」

菫「単なる子供舌だろ」


真佑子「……あの、なぜ私はここにいるんでしょうか」

照「え? 私たちの門出を祝ってくれないの?」

真佑子「祝いたい気持ちはありますけども」

誠子「じゃあいいじゃん」

真佑子「いや良くはないでしょ! なんで白糸台の送別会に参加してるんですか私!?」

菫「パーティ帽子を被ってそんなこと言っても流石に説得力ないぞ」

真佑子「これ→△は被らされたんですよ! 大星さんに! 無理矢理!」

尭深「淡ちゃんナイス」ハイターッチ

淡「イエーイ!!!」ハイターッチ

真佑子「案外ノリいいね渋谷さん……」


真佑子「っていうか! 私は渋谷さんに練習試合があるからって呼び出されただけなのに!」

尭深「一人で呼ばれた時点で疑うべきだと思う」

真佑子「呼び出した張本人が言うことじゃないけど「」確かになとみとめざるを得ない……」

照「多治比さんは西東京の実力者だからね、これからもウチとは仲良くしてってほしい」モグモグ

真佑子「いやおかしいですよね……なんで来年も戦う相手を身内のパーティに呼ぶんですか……」

淡「マユコは私のライバルだからね! マリオカート的な意味で!」

真佑子「麻雀じゃないの!?」

菫「ふふ、いやーツッコミが他にいると楽だ……」

真佑子「弘世さんもなんで傍観してるんですか……早い段階でSSされれば助かったかもしれないのに」

菫「もう私は色々卒業した」

真佑子「……くっ、おめでとうございます……」


誠子「まぁまぁ、大会で当たった時はともかくさ、ふだんは近場の学校同士で仲良くしようよ」

真佑子「言うほど近所でも無いような」

尭深「別にチーム虎姫の戦力を補強しようとかそんなこと考えてないから大丈夫大丈夫」

真佑子「凄い勢いで本音が漏れ出てる!? 転校とかしないよ私!?」

淡「えー、私一人いれば部内戦なんて余裕なのにー」

誠子「部内戦じゃないって、目指すは全国制覇だって言ったろ?」

真佑子「地区予選は目じゃないですか……そうですか……」 


菫「ま、今日くらいは無礼講ということで勘弁してくれ」

照「そうそう」モグモグ

真佑子「触れずにいましたけど宮永さんさっきからいくつケーキ食べてるんですか」

照「この程度の相手じゃ、調整にもならない」 キリッ

真佑子「それ私たちがインハイ予選で言われたセリフです」

菫「なんで知ってるんだ」

真佑子「後で大星さんから聞いたので」

誠子「しれっと畜生行為が暴露された」


真佑子「まぁ……そんなこと聞かされて、私達もプライドにかけて黙っているわけにはいきませんので」

真佑子「来年こそは、私達松庵が白糸台に土をつけてさしあげますよ」ニコッ

淡「へぇ……やれるもんならやってみなよ」ゴゴゴゴ

真佑子「弘世さんと宮永さんも楽しみにしてて下さいね」ニコニコ

照「期待してる」

菫「おお、なんか無理矢理いい話風にまとめたな」

真佑子「台無しですよ!?」