※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ


20091111entako2



久「ねぇ、私にもさせて?」

胡桃「ちょ、ひ、久?」

白望「……胡桃のここ、もうこんなにグチャグチャになってる」

胡桃「っ! シ、シロまで! やめてよ!///」

白望「……入れるよ」

胡桃「っあ、あ、ああっ、ああああああっ!」

久「こんなに中まで入っちゃった、可愛い♪」

胡桃「や、やめてって言ったのにぃ……」

久「三人でいっぱい……作りましょうね?」

藍子「…………」

もこ「…………」

久「あ、二人ともおはよー」

藍子「…………部室で一体なにやってんですか」

久「え? たこ焼きだけど?」ジュージュー



藍子「……グチャグチャってなに?」

胡桃「き、生地を流し込むときにちょっとこぼしちゃって///」

もこ「い、入れるとかっていうのは?」

白望「タコを」ジュージュー

藍子「中まで?」

久「(生地の) 中まで (タコが) 入った」ジュージュー

胡桃「もう、まだ全然焼けてないからタコ入れるの早いって言ってるのに……」

藍子「……タコは生地を注いですぐ入れちゃってもいいくらいですから大丈夫デスヨー」

もこ「ツッコミを諦めちゃ、だ、ダメだよ」



藍子「いただきまーす」

もこ「い、いただきます」

胡桃「はい、召し上がれ」

藍子「にしても何故突然たこ焼きを?」ハフハフ オイシイ

胡桃「実家からの荷物にたこ焼き器が入ってたって話をしたら、久が乗り気になっちゃって」

久「だってそんなものがあるならたこパせざるを得ないでしょ」

藍子「せめて人数集めましょうよ、私ら居なかったら三人で食べるつもりだったんですか」

胡桃「いや、私も久がここまで量産体制に入るとは思わなくて……」

もこ「ふぁふ、ふぁんうぇ、ふふぉ」ハフハフ

胡桃「口の中無くなってからでいいから! 水!」



久「まぁ、連絡してなくてもそのうち誰か部室に来るって思ってたし」ハフハフ

藍子「適当だなぁ……」ハフハフ

白望「実際来たでしょ」

藍子「何も言えなくなった」

もこ「で、でも、完成品食べるより、皆で作った方が楽しい、と、思う」

胡桃「正論きちゃったね」

久「えっと、うん、正直材料揃えた段階で我慢が効かなくなっちゃったというか……」

藍子「小学生か」

久「監視の目が多い中で作っちゃったらわさびとかタバスコとか仕込めないし……」

胡桃「ロシアンたこ焼きとかさせないよ!? 流石にさせないよ!?」



白望「……ん、できた、はい次のたこ焼き」

藍子「え、ちょ、ちょ! なんで次から次へとわんこそばみたいに盛ってくるんですか!」

白望「たこ焼き作るの面白い」ジュージュー

胡桃「あ、あれは集中モードシロ!!?」

久「知っているの胡桃!?」

胡桃「シロは普段グータラな分、極まれに凄まじい集中力でもって作業を黙々とこなす事がある……!」

シロ「………………」ジュージュー クルクルクルクル

藍子「うっわ、手さばきめっちゃ早っ!」

胡桃「両手でたこ焼きひっくり返してる!?」

久「っていうか手が早すぎて何本もあるように見えるんだけど!?」

もこ「ふぁ、ふぁめむも、むふぉ、ふぁみぁふぁま……」ハフハフ

胡桃「無理して出来立てを頬張らなくてもいいんだよもこちゃん!?」



白望「ふう、満足」ツヤツヤ

胡桃「で、結局山盛りのたこ焼きが食べ切れずに残って……」

藍子「どうすんですかこれ……」

もこ「こ、粉物はもう、当分いらない、かも……」

久「まぁ、余ったら後で明石焼きみたいにダシかけてもいいし」

藍子「よし、次にくる人に食べさせてあげよう」

まこ「おはよーさん……お? なんじゃ、何かやっとるんか?」

久「きた! まこきた!」

藍子「メイン生贄きた! これで勝つる!」

まこ「なんだかよう知らんがたちまち頭ぴしゃげちゃるから順番に並びんさい」

久「コワイ!」

藍子「サツバツ!」