恭子「対局中にいきなり何言い出すんやコイツ」トン
真佑子「そういえば隣の部屋から凄いカレーの匂いがするような」トン
菫「お昼前の時間帯にこの匂いは中々にキツイものがあるな……」トン
誠子「あ、それロンです、えーと、3200で」パタン
菫「っだーーー! 集中できるか! 私は帰らせてもらう!」ガタッ
恭子「こいつわざわざ丁寧にフラグ立てよったぞ」
誠子「帰るっていうか単にカレー買いに行きたいだけですよね」
真佑子「もうお昼にしましょうか」
誠子「何食べに行きます? 中華とか」
菫「いやお前よく今までの流れを無視できたな」
恭子「アカンわ、もう口の中がカレーの流法(モード)になっとる」
誠子「じゃあ駅前のCoC○壱ですか?」
真佑子「この辺りでカレー食べられるところってそこくらいだもんね……」
菫「どうせなら逆方向にあるインドカレー屋行かないか?」
誠子「えー、ちょっと歩くじゃないですかあそこ」
恭子「言うてそんなに変わらんやろ」
菫「お前普段から頻繁に釣りで遠征してるくせにそこは面倒臭がるのか」
誠子「チャンタとか三色はつい門前で狙いたくなるやつみたいなもんですよ」
菫「なるほどな」
真佑子「そこ納得しちゃうんですか!?」ガガーン
菫「じゃこうしよう、この一局を最後にして、そこでアガった奴が行きたい方の店に行く」
真佑子「流局だったら?」
恭子「その時はジャンケンでもしたらええやん」
誠子「まぁ私もそこまでCoC○壱に行きたかったわけでもないんですけど……」
菫「良いじゃないか、空腹はスパイスということで」
誠子「今まさにそのスパイスそのものであるカレーが足りてない状態なんですが」
真佑子「じゃこれで最後ということで、サイコロまわしまーす」ポチッ
恭子「あ、すまんダブリーや」チャッ
誠子「なんかズルしてるこの人!?」
恭子「ズルて人聞き悪いな……」
菫「ええ……ドン引きだぞお前」
恭子「なんでウチ理不尽に責められとるん?」
真佑子「ははは……」
誠子「いや、いくらなんでも早すぎますって」
恭子「言うたかてしゃーないやん……あ、一発でツモった」パタン
誠子「終わったよ……燃え尽きた、真っ白にな……」
菫「楽しい対局でしたね……」
真佑子「末原先輩以外の三人共理牌とツモ切り一回しかしてないですね」
恭子「そんじゃインドの方いくでー」
誠子「そうと決まれば早く行きましょうよ! インド人を右に!」
菫「インドと決まった瞬間無理やりねじ込んできたな」
真佑子「とりあえず言いたくて仕方なかったんでしょうね」
誠子「冷静に解説挟むの止めて!?」