※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ

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久「~♪」

久「あ、そうだ、ねぇまこー? まこー?」

まこ「ん、おう、そうじゃな、それじゃわしはそろそろ往ぬるけぇ」

久「おもむろに立ち上がらないでよ!? 流石にちょっとあしらい方適当すぎない!?」

まこ「あんたの思いつきに毎回乗ってたらやっとれんわ」シッシッ

久「くるみー! さえー! まこがなんか冷たい!」

胡桃「割と自業自得じゃない?」

塞「誰だってそー言う、わたしもそー言う」

久「」



まこ「ちゅうか言っておったろうが、今日は午後から実家にもどるけぇ部活は途中で抜けるとな」

久「…………も、もちろん覚えてたわよ!」

まこ「おい今の間」

胡桃「帰るって……実家でなんかあったの?」

まこ「いや、そういうわけじゃないんですがの、たまには店に顔を見せとかんと常連が寂しがるっちゅうか」

塞「ああ、そういえば実家って麻雀喫茶なんだっけ」

久「ふん! せいぜい爺さん達にチヤホヤされてくるといいわ!」

まこ「久が爺さん呼ばわりしとったと皆さんに言うとくわ」

久「いやほんとすんませんした」

胡桃「腰低っ!?」



塞「久もお店の常連さん達と仲がいいの?」

久「うん、まぁ、仲がいいっていうか……」

まこ「ククク、高校時代にさんざん世話になっとるけぇ、頭が上がらんのじゃろ」

久「もう! 実家帰るんならさっさと行きなさいってば!」

まこ「ふふ、それじゃあの、週明けにゃあまた戻ってくる」

塞「達者でね~」

胡桃「お土産楽しみにしてるからね~」

久「二人は二人でなんなの? まこの親かなんかなの?」



塞「しかし、実家の手伝いとはまこも大変だねぇ」

久「まぁ看板娘だから仕方ないわよね」

胡桃「なんで久が気持ち自慢気なの……」

久「まこは私が育てた」

塞「? どういうこと?」

久「あの麻雀喫茶、元々は普通の雀荘だったんだけど、私の発案でメイド喫茶要素を取り入れたのよね」

胡桃「まこ……可哀想に……」

塞「久の毒牙にかかったせいで……」

久「割と本気で失礼ねあなたたち……」



胡桃「で、メイド麻雀喫茶にしたおかげで繁盛するようになったって?」

久「収支で言えば特に変わらなかったみたいね」

塞「完全にただコスプレして終わっただけになってるじゃん!?」

久「ま、結局のところまこにメイド服を合法的に着せたかったっていう?」

胡桃「……悪魔だ、悪魔がいる」

塞(……たぶん本気で知恵を絞って、協力したのが照れくさいんだろうなぁ)

久「……何?」

塞「いや? 別に?」

久「……ふん」