※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ

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※菫さんは喫茶店で働いています(過去記事)


~ 喫茶店 ~

誠子「あ、弘世先輩どーも」

菫「…………お前たちはなんでこう頻繁にウチの店に来るんだ」

誠子「特に理由はないですよ、ここ大学から割と近いですし、料理美味しいし」

真佑子「あはは……」

菫「……まぁいい、禁煙席だな?」

誠子「お願いしまーす」

真佑子「あ、ウェイトレスさんの愛情注入オムライス注文しますんで宜しくお願いしますね」

菫「まだ席に案内すらしてないぞ!? というかそんなメニューこの店に無いんだが!?」

誠子「どんだけ愛情注入してほしいんだよ真佑子……」



菫「……ほら、オムライスとミートソース」コトッ

誠子「きたきた」

真佑子「……愛情は」

菫「ここはメイド喫茶ではない(無言の拒否)」

真佑子「むー、しょうがないですね……」モグモグ

誠子「相手が知り合いじゃなかったら凄い迷惑な客だ」モグモグ

真佑子「ふふ、流石に普通のお店でこんなことしませんって、ここだけですよここだけ」

菫「どこでだって止めてくれ」



誠子「ほんと、ここの制服好き過ぎるよね真佑子」

真佑子「だって、上質な生地と縫製で作られていることが一目見て分かるこだわりの」

菫「これ長くなるやつだな? 私は業務に戻るぞ」

誠子「あ、バイト頑張ってくださーい」

真佑子「誠子ちゃん聞いてる!? 個人的に白眉だと思ってるのがあのカフスとつけ袖で」

誠子「えええええこっちに来た、ちょっと真佑子落ち着きなって」チョップビシィ

真佑子「」チーン

菫「おお、一撃で昏倒させたか、流石だな亦野」

誠子「すいません今の流れで流石って、先輩にどんなイメージ持たれてますか私」



真佑子「……ハッ! 咲さん可愛い!?」ガバッ

誠子「お、起きた起きた」

真佑子「……? 桜セイバーがどうかした?」

誠子「だれが沖田の話したよ、そんでなんでいきなりFateの話したよ」

真佑子「あ、そうか、私なんかテンションおかしかったんだっけ」

誠子「真佑子このお店好き過ぎるのは知ってるけど、流石にアレじゃない?」

真佑子「うん、反省する…… ちょっと興奮しちゃってたね、ごめんね」

誠子「あれでちょっとなのか(困惑)」



誠子「もうさ、真佑子もここで働いちゃえば?」

真佑子「うーん、それはないかな、別に私はこの制服を着たいわけじゃないし」

誠子「そうなの?」

真佑子「そうそう、着たいわけじゃなくて誰かが着てるところを愛でたいだけだから」

誠子「うーん、ちょっと流石にそこはイエローでちゃうかなー!」

真佑子「さらに言うと、あの弘世先輩があの制服っていうのが本当にポイント高いと思うの」

誠子「イエローなのに審判流しちゃうんだ……」



誠子「ん? ちょっとまって、あの弘世先輩がって、つまりどういうこと?」

真佑子「高校時代は弘世先輩、お堅いイメージだったから、ギャップを感じるというか」

誠子「ああ、確かにそれはちょっと分かるかも、少なくとも高校時代は真面目一辺倒だったんだけどね」

真佑子「大学で再会して、思ってたより話しやすい人で驚いたよ」

誠子「ほんと、人って変わるんだなーって思うよ、今ではあんなだけどwwww」

菫「ほう、あんなとは、つまりどういう感じなんだ?」

真佑子「」

誠子「ひひひ弘世先輩!? 聞いてたんですか!?」

菫「あれだけ大声で話してれば嫌でも聞こえるわ! さっきから好き勝手色々と!」

誠子「弘世先輩は裏表のない素敵な人です!」

菫「意味わからんわ! 射抜いてやるからそこに直れ!」

店長「静かに」ニッコリ

三人「「「アッハイ」」」