※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ

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ハオ「お邪魔します」

智葉「ん、とりあえず私の部屋で待っててくれ、お茶でも持っていく」

ハオ「は、はぁ、わかりました」キョロキョロ

智葉「……なんでそんなに畏まってるんだ? 初めてじゃないだろ、ウチに来るの」

ハオ「か、畏まってるわけではないのですが、その、いつニンジャの襲撃があるかと思うと」

智葉「ウチは何時代の忍者屋敷なんだ?」

ハオ「そ、そうですよね、今の時代アンブッシュがあったとしても金タライとかですよね」

智葉「それでもまだネタが昭和だぞ…… というか、いい加減ボケ倒すのを止めろ」

ハオ「ふふふ、智葉の部屋は二階の左でしたね?」

智葉「まったく、こいつ本当にチャイニーズなのか……?」



智葉「はい、お待ちどう様」カチャ

ハオ「ありがとうございます、日本茶ですね」

智葉「中国茶でも良かったんだが、流石に本場の人間に出せるほど自信は無くてな」ズズズ

ハオ「私は美味しくなくても気にしませんけど……」チビチビ

智葉「いやこっちが気にするんだよ、もてなす側として」

ハオ「智葉が淹れてくれれば、私にとってはどんなものでも極上です」ニコッ

智葉「…………お前そういうこと軽々しく他人に言ったりするなよ、色々勘違いされるから」

ハオ「そういえばこの間真佑子が淹れてくれたお茶にも同じことを言ったんですけど」

智葉「……多治比のやつはなんて言ってた?」

ハオ「フリーズしてしまって、しばらくして再起動した後もなかなか目を合わせてくれなくて困りました」

智葉(落ちたな(確信))



ハオ「しかし、いつ来てもここは視線が気になる部屋ですね……」キョロキョロ

智葉「ああ、映画のポスターか? すまんな、外しておけば良かった」

ハオ「あ、いえ、面白いというか、興味深いのでいいんですけれども」

智葉「お、お前も、もしかしてこういうのが好きなのか!!?」

ハオ「好きという訳ではないのですが、あまりこういう映画を見たことがなかったのもので」

智葉「………………そうか」

ハオ「……なんだか、すみません、期待させたようで」

智葉「いや、いいんだ、分かってた、私の任侠映画好きはおよそ女子らしくない趣味だってことくらい」

ハオ「なんだか声が震えてますよ智葉!?」

智葉「だって父親がそういうのが好きで! こんなことになるなんて知らなかった! 私は悪くねぇ!」

ハオ「智葉!? なんだか某親善大使みたいな口調になってます智葉!?」



智葉「すまん、取り乱した」

ハオ「い、いえ」

ハオ(智葉がここまで感情的になるところ、初めて見たかもしれません)

智葉「昔から周囲の女子とも趣味が合わなくてな…… 少しトラウマみたいになってるのかもしれん」トオイメ

ハオ「まぁ確かにあまり見かけない趣味かもしれませんが、趣味とは周囲に合わせるものではないですし」

智葉「う、うむ、それは確かにそうなんだが……」

ハオ「実際、私の趣味もあまり…… 同好の士を見つけにくいものでして」

智葉「ほう、どんな趣味なのか聞いてもいいか?」

ハオ「干し柿作りですね」

智葉「私が言うのなんだが渋いな!? というかお前やっぱり中国人じゃなくて日本人だろ!?」