※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ

oshiruko


やえ「うう、さ、さ、寒い……」ガチガチ

菫「確かに、今日はなかなか冷える朝だな」

恭子「ええ…… そんな震えが止まらんほど寒いか今日?」

菫「スパッツ愛用者は寒さに強く出来てるんだな」

やえ「もう人間じゃないのよきっと」プルプル

智葉「そういえば、雪国の女子高生も吹雪の中で足を出していたりするよな」

菫「なんということだ…… いつまでも女子高生気取りの挙句のスパッツ愛用だったとは……」

恭子「流石に扱いが理不尽過ぎひんか?」



やえ「冗談はともかく、暖房つけていい? っていうかなんで今日暖房ついてないの?」

菫「……(スッ)」

やえ「なによこのプリント…… えー、整備につき全館空調停止のお知らせ!!??」

智葉「……とまぁ、そういうわけだな」

恭子「んー、入口んトコの掲示版にも結構前からそのプリント貼ってあったんやけどな」

やえ「あんなところに貼ってて誰が確認するのよ」

智葉「いや、しろよ」

菫「そもそも今日は活動日でもないし、特に知らせなくてもいいかと思っていたんだがな」

恭子「ったく、お前ら何も用ないのに部室に来んなや」

智葉「人の事言えんだろお前」

やえ「ものすごい勢いでブーメラン突き刺さってるわよあんた」カタカタ



智葉「まぁ、この部室日当たりあんまり良くないからな、陽が昇っても当分冷えたままだと思うぞ」

やえ「くっ、お茶! あったかいお茶飲む!」ブルブル

恭子「お湯沸いてへんけど」

やえ「電気ケトルあったでしょ! 私が水くんでくるから!」

智葉「ケトル、先週南浦がコードふんづけて壊してたろ」

やえ「人災じゃないの! あいつ絶対後でトばす!」

菫「次の練習日は3日後だから、それまで機会はないがな」

やえ「ぐぬぬ、いつも熱っつい風ビュンビュン吹かせてくる癖に、こういう時に限って居ないんだから!」

恭子「そう考えたらあいつエコなオカルト持っとるな」

菫「一家に一台欲しい感じだな」

智葉「いやオカルトを暖房に使うとかいう発想に普通に至れてる時点で頭おかしいからな?」



菫「それじゃ、何かコンビニであったかい飲み物でも買ってくるか?」

やえ「うう、一旦中に入ったらもう外には出たくなかったけど……」

智葉「このまま部屋の中で縮こまってるよりはマシだろ、行くぞ」

恭子「缶のおしるこくらいなら奢ったるで」

やえ「……しょ、しょうがないわね」イソイソ

智葉(……こいつおしるこ大好きか)

恭子(まぁ、いかにも甘いモン大好きって感じやしな)

菫(その期待を裏切らないあたりは流石の王者だな)

やえ「…………なんか、視線が生暖かいんだけど」

菫「気のせいだ(イケボ」

やえ「気持ち悪いわ! さっさと行くわよコンビニ!」