※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ

shoot

もこ「あっ」 パラリ

塞「ん? どうかした?」

もこ「ほ、包帯が、切れて、取れちゃった」

星夏「なにかに引っ掛けたとか?」

もこ「わ、分からないけど、繰り返し洗濯して愛用してたやつだから、寿命だと思う……」

星夏「包帯って愛用するものだったっけ(困惑)」

塞「何? 包帯なら使い捨ての消耗品ではないのか!?」

もこ「ほ、包帯は医療器具ではない(無言のドヤ顔)」

星夏「いや医療器具ですけど」



塞「そういえば前から聞きたかったんだけど、なんでいつも包帯で片目隠してるの?」

もこ「か、かっこいい、から?」

星夏「あ、やっぱり特に意味はなかったんだそれ」

塞「かっこいいっていうより、もこの場合可愛いって感じだけどねー♪」 アタマワシワシ

もこ「う、うう、かっこいい方が良いのに……」 ナデラレナデラレ

星夏(普段フリフリのワンピース着てたりするのに、かっこいい方向を目指してたのか)

もこ「あ、あと、強いて言えばあえて片目を隠すことで、み、自らを窮地に追い込むとか」

星夏「キメラアント討伐隊の人かなにか?」



星夏「私としては、片目を隠すとか邪気眼的なイメージがどうしても拭えないんだけど」

もこ「じゃ、邪気眼を持たぬものには分からんだろう、ククク」

塞「あ、邪気眼もちゃんとあった」

もこ「やっぱり基本中の基本、だから……」

星夏「基本、基本ってなんだ」

塞「(黒歴史を)ふりむかないことさ」



星夏「塞さんってなんかそういう厨二病的なサムシングあります?」

塞「わ、私は特になかったような気がするなー」

星夏「うっそだー、インハイの永水相手の時に厨二台詞全開でノリノリだったって聞きましたよ」

もこ「さ、さぁかかってくるがいいよ、悪石の巫女……!」

塞「それバラしたの誰!!?」

星夏「小瀬川先輩がいつになくノリノリで話してくれました」

塞「うわー、うわー、めっちゃ嬉々として語ってそう……」

もこ「あ、頭を抱えてうずくまるほど黒歴史だったんだ」

星夏「ここまで焦る臼沢先輩初めて見たかも」



もこ「さ、塞さんも、そういうの、好きなの……?」 キラキラ

塞「や、やめて! 中途半端に恥が残ってる私をそんなキラキラした目で見ないでえぇぇ……」

星夏「邪気眼でキラキラした目ってつまりどういう事だってばよ」

もこ「ひ、光と闇が両方そなわり最強に見える、的な」

星夏「まるで意味が分からんぞ」

塞「じゃ、じゃあそういう星夏はそういうの何にもないっていうの!?」

星夏「私ですか? んー、あんまり具体的なエピソードは思い浮かばないですね」

塞「私だけ過去をほじくりかえされてズルいわよそれ!」

星夏「先輩、清々しいほど本音丸出しです先輩」