※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ

fsaf


ハオ「友人に曽我ユキオ美術館のチケットをもらったのですが、興味ある方いらっしゃいますか?」

やえ「曽我ユキオ美術館って、いま話題のアレを展示してるやつよね」

恭子「アレってなに?」

菫「え、アレを知らないのか末原?」

恭子「話題のニュースとかそういうのには疎くてなぁ」

真佑子「チケット取るのも困難なくらい大人気らしいんだけど、どうやってチケットを手に入れたのかしら」

ハオ「さぁ、そこまでは分かりませんが……」

菫「残虐行為手当かなんかだろ、たぶん」

真佑子「単語がめちゃめちゃ物騒なんですけど!?」

やえ「コインいっこいれてそう」

恭子「いや、それよりアレって一体」



菫「私はこの間見に行ったから皆に譲るよ」

やえ「ふーん、流石部長ね?」

菫「からかうなよ、皆にもあの感動を味わってほしいと思っただけだ」

恭子「いや、せやからアレって」

真佑子「そんなに凄かったんですか?」

菫「ああ、感動してその場で立ち尽くしてしまったよ」

ハオ「私も行くのが楽しみになってきました」

恭子「………………」



ハオ「それで、どなたかチケットはご入用ですか?」

やえ「じゃあ私貰ってもいい? 見に行きたいなって思ってたの」

ハオ「よろしいですよ、何枚ですか?」

やえ「一枚で」

菫「一人分か……」

真佑子「小走先輩……(ホロリ」

やえ「……含みのある言い方してくれてるけど、こういうの一人でゆっくり見るのが好きってだけだから」

菫「いいんだぞ、そんな言い訳しなくても、ぼっちをバカにしたりはしない」

ハオ「チケットは余っていますので、カモフラージュに二枚持っていってもいいんですよ」

やえ「別に言い訳じゃないわよ! 生温かい目でみるのやめろおおおおおおお!」

恭子「………………」 



恭子「……んで、結局展示してるアレって一体」

真佑子「あ、私もチケットもらっていい? 友達が行きたいって言ってたから一緒に行こうかな」

ハオ「『行きたい』と言えェ!!!!」

真佑子「行ぎだい!! 私も美術館へ連れてって!!!」

ハオ「……」 コクン

菫「いやコクンじゃないが」

やえ「連れてくのはむしろあんたの方でしょ」

恭子「無視すんなやゴラァァァ!!」