やえ「……っと、あれが末原の家か、着いた着いた」
ピンポーン
やえ「すえはら~? 小走だけど」
恭子『カギ開いとるから入ってー』
やえ「? ……じゃ、お邪魔しまーす」
智葉「おう、よく来たな、入れ入れ」
やえ「辻垣内? 牌譜の検討にあんたも来てたの? っていうかなんかテンション高くない?」
ハオ「あ、やえ~、さっそく乾杯しましょう~!」 フラフラ
恭子「小走は芋と麦と米とビールどれがいい?」 レイゾウコガチャー
やえ「お邪魔しました!」 クルッ ダッ
智葉「逃げたぞ! 追え!」
ハオ「奴を麻雀で拘束せよ!」
恭子「どうやって!!?」
智葉「まぁまぁ、ちょっとくらいゆっくりしていけよ、な?」 ハガイジメー
やえ「ちょ、離しなさいよ辻垣内! これどう見ても酒盛りじゃない!」 ジタバタ
恭子「酒盛りとは人聞き悪いなぁ、牌譜の検討中にちょーっと白熱してアルコールが入っただけやん」
やえ「盛り上がった→アルコールの流れが意味分からないんだけど!?」
ハオ「ほら、ここ、ここに刻子があるでしょう?」
やえ「え? はぁ、まぁ、あるけど」
ハオ「ある刻子、あるこーつ、アルコール! つまりそういうことですよ!」
恭子「なっ、ハオお前天才ちゃうか!?」
やえ「酔っ払いやだもー! 帰りたい!」
やえ「大体ハオ、あんたまだ未成年でしょう……」
ハオ「おやおや何をおっしゃるやら、私が今飲んでいるのはお水のお湯割りですよ」
やえ「それ普通のぬるま湯になってるけど!?」
智葉「牌譜読んでる時にちょっとくらい酒飲んだっていいだろう、なぁ?」
やえ「……あんたみたいに感覚で牌譜読んでるようなのと違って、私はお酒飲むと頭まわらなくなんのよ」
恭子「何事も自分の殻を破るためには挑戦が必要なんちゃうん?」
やえ「何度も挑戦してダウンしてるわよ! 知ってるでしょ!?」
ハオ「やえが酔っているところが見たいのです(キリッ」
やえ「キメ顔でお願いされても飲まないからね」
ハオ「むぅ……」
やえ「あんたらは普段真面目なのにお酒のことになると羽目を外すわよね……」
智葉「酒は命の洗濯というからな」
やえ「それお風呂でしょ…… どう飲もうと勝手だけど、他の人に強要するのは止めなさい、迷惑だから」
智葉「ウーロン茶でもいいから、な?」
やえ「……まぁ、それならいいけど」
やえ「なぁ~によぉ、あんたは私の膝枕が硬いっていうのぉ!?」 ベタベタ
ハオ「い、いえ、そういうことではなくてですね、その、そろそろ休みたいのですが……」
やえ「だったら膝枕でいいんじゃない、ほらほらさっさとリラックスしなさいって」 ベタベタ
智葉「……いつ見てもあいつは酔うと無敵だな」
恭子「ウーロン茶連打しとったはずなんやけどな」
智葉「そういえばあれじゃないか? 途中で机の上においてた私らの飲み物が無くなってたの」
恭子「……間違えて飲まれたんか」
やえ「ほれほれほれほれ」
ハオ「智葉! 恭子! た、助けてください!」
恭子「頑張れ」
智葉「頑張れ」
ハオ「見切りが早すぎるのではないですか!?」 ガガーン