胡桃「へー! なんか面白そうかも」
藍子「行きませんけど」
胡桃「行かないの!? 行く流れじゃなかったの!?」
藍子「いや、寒いですし」
胡桃「このくらいの寒さなんか大したことないでしょ!」
藍子「私人間なので……」
胡桃「私も人間だけど!?」
藍子「絶対に行くまいと決意を抱いた」
胡桃「セーブしてる!?」
藍子「私は北国の出身ではないので寒さにはちょっと弱いんですよ」
胡桃「まぁ確かに私の地元のほうが寒いかもしれないけど、その補正を加味してもそこまで寒いかなぁ?」
藍子「いやー寒いですよ? 朝なんか思わず五度寝してしまったくらいですし」
胡桃「それ藍子がぐうたらなだけ!」
藍子「ふふ、それは果たしてどうでしょうか……」
胡桃(そうでしょ)
藍子「ふふ、それは果たしてどうでしょうか……」
胡桃(そうでしょ)
藍子「どちらかというと授業に出たくないという気持ちがなかったと言いにくい面はあったりなかったりします」
胡桃「あるのかないのかはっきりする! まったくもう……駄目だよ授業にちゃんと出なきゃ」
藍子「だって今日の午前の授業って教科書なぞるだけなんですもん、だったら家でムニャりますってー」
胡桃「ムニャるとかいう新語はともかく、それでも授業でしか聞けない話とかあるから、出たほうがいいよ」
藍子「はーい」
胡桃「まったく……」
藍子「それじゃ行ってきます」
胡桃「……え、フリマに? でも絶対に行かないって……」
藍子「いや、今やってる授業に」
胡桃「現在進行形でサボり中だったの!!?」