尭深「そうですね、さっき部屋に入るときにバチッ!って静電気が凄かったです」
恵「加湿器のパワー上げましょうか」
ソフィア「むしろ加湿器ついてたのかって感じだな……」
恵「あー、これもう全力モードで動いてますね……」
尭深「うーん、濡れタオルでも干しましょうか」
ソフィア「加湿になるような大きいタオルなんかあるのか? ハンカチタオルならあるけど……」
恵「それじゃ私のはやりん等身大タオルを」
ソフィア「なんでそんなもん持ってんの!?」
尭深「そんな貴重なもの加湿なんかのために使っちゃっても大丈夫?」
ソフィア「そこか? 気にするところそこか?」
恵「大丈夫です、これ普段使い用なので」
ソフィア「他に何用があるんだ……」
ソフィア「うーん、乾燥してると髪の毛のまとまりがなぁ」
尭深「先輩編み込みパーマですもんね」
ソフィア「うん、まぁ天パを誤魔化してるだけなんだけどな」
恵「えっと、前から聞きたかったんですけど、その、ドレッド? ってお手入れどうやってるんですか?」
ソフィア「え? 普通だよ普通、朝出る時に編み込みを入れるだけだし」
尭深「頭洗ったりするのも大変なイメージがあるんですけど、そうでもないんですか?」
ソフィア「普通のシャンプーで洗ってドライヤーで乾かしてるだけだけど」
恵「乾かすのに時間かけたりとか」
ソフィア「ドライヤーも10分かからないくらいだぞ? 毛の量はそこまであるわけじゃないから」
尭深「……意外と普通なんですね」
ソフィア「だろ?」
恵「ど、ドライヤーを使うなんて……すごい!」
ソフィア「私は幼稚園児かなにかか」
ソフィア「私としては渋谷の髪質が羨ましいけどな、つるつるで」
尭深「あ、ありがとうございます」
恵「どんなお手入れしてるんですか?」
尭深「と、特別なことは何もしてない……と思う、髪を洗うのも石鹸だし」
ソフィア「せ、せっけん!?」
恵「それ髪の毛キシキシしないですか!?」
尭深「お酢を薄めたのでトリートメントしてるから大丈夫、さっぱりするよ」
ソフィア「はー……すごいな渋谷、なんだかおばあちゃんみたいだ」
尭深「お、おばあちゃん!!?」
恵「確かに……お茶のイメージも合わさると……」
尭深「…………二人とも、次からお茶は自分で淹れてくださいね」
ソフィア「本当すいませんでした許してください」
恵「ええ変わり身早い!? 置いてかないでくださいよごめんなさい!」