≪姫松高校 麻雀部練習室≫
郁乃「はーい、それじゃ午前の練習終了で30分の休憩入るで〜?」
部員「「「お疲れ様でした!」」」
恭子「………」
恭子「…………ふぅ」
由子「ねぇねぇ恭子ー?」
恭子「ん? どしたんゆーこ、藪から棒に」
由子「恭子は漫ちゃんと絹ちゃんのおっぱい、どっちが大きいと思うのよー?」
恭子「………………は?」
由子「だからー、漫ちゃんと絹ちゃんの……」
恭子「あ、いや、別に聞き取れなかった訳やないんやけど」
由子「あ、そうなんー?」
恭子「ゆーこの声って結構可愛らしくて聞き取りやすいからな」
由子「え、えへへ、褒められると悪い気はしないのよー」
恭子「ふふっ」
由子「で、恭子はどっちが大きいと思うのー?」
恭子(逃げられんかった……!)
恭子「……まず、そもそも」
由子「うん」
恭子「なんでそんなこと聞こう思ったん?」
由子「今日クラスメイトと話してたらねー」
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クラスメイト1『麻雀部って凄い人数おるんやな……』
由子『だいたい100人くらいはいるのよー』
2『はぇーすっごい……』
1『そん中でレギュラーはってるんやから由子は凄いわ』
由子『うふふ、ありがとうー』
3『でも、下級生とかの追い上げも凄いんやない?』
由子『うん、特に二年生に二人凄いのがいて、大変なのよー』
2『どんな子なん?』
由子『えっと、一人は洋榎ちゃんの妹の絹恵ちゃんでー……』
1『え、あの巨乳の!?』
3『あの子ってサッカー部やなかった?』
2『いや、最近退部したって聞いたけど……麻雀部やったんか』
由子『で、もう一人は上重漫っていう……』
1『え、あの巨乳の!?』
2『おいこいつさっきから後輩の乳事情に詳しすぎるぞ』
1『常識の範疇やん』
3『常識 #とは』
1『それにしてもあの二人……どっちが乳でかいんやろな…』
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由子「ってことがあって、そういえば気になるなーって」
恭子「とりあえず1を生活指導の先生に突き出すんは確定と」
由子「ねー、それで、どっちなのー?」
恭子「いや、分かるわけないやろそんなん…… 麻雀関係ないし」
由子「恭子なら部員のデータ収集は完璧なんだから、バストサイズくらい……」
恭子「そんな所で絶対の信頼を寄せられても」
由子「恭子が思うイメージでいいから! なんなら大きさじゃなくてどっちのおっぱいが好きかでもいいから!」
恭子「余計答えづらいわアホか!」
由子「むー…… 恭子はケチさんやねー……」
恭子「ケチとかそういう」
絹恵「ふむ、末原先輩の審査する麻雀部バストクイーン決定戦……」
漫「確かにこれは気になりますわ」
恭子「ごく自然に混ざってきた」
洋榎「まったく、誰が連れてきたんやろーなー!」
恭子「主将あとで一緒に校舎裏来てください」
洋榎(真顔が逆に怖い)
由子「それで、どっちなのよー?」
恭子「はぁ、もう適当に絹ちゃんの方ってことでええんちゃう?」
漫「ええええええー!!? 末原先輩は絹ちゃんのおっぱいの方が好きなんですかあああ!!?」
恭子「声デカいわアホ!! 大声で叫ぶなや!!」
絹恵「う、うわぁい、やったあ……////」
恭子「手のひら返して一瞬で照れるのやめてくれへん?」
絹恵「ふへへ」
恭子「くそっ、かわいい……」
洋榎「我が妹ながらずるい女やな……」
由子「かわいいのよー……」
由子「というわけで、ウチの部の公式見解としては絹っぱいが最強という結論なわけやね」
洋榎「さす(がうちの妹の)絹やな!」
恭子「いつからウチ公式見解を出す立場になったん?」
絹恵「不肖の身ではございますが! 精一杯つとめさせていただきます!」
恭子「何を?」
漫「悔しいけど絹ちゃんなら認めたるわ…… うち以外の奴に負けたら許さんからな!」
絹恵「漫ちゃん……」
恭子「唐突なバトル漫画展開」
由子「美しい友情なのよー……」
恭子「ああ、そう(諦念)」
郁乃「ねぇねぇ、そのおっぱい談義って、部活の休憩中に大声で騒ぐほどに大事なことなんー?」
洋榎「全部絹が悪いんです代行!」
絹恵「す、漫ちゃんが大声出すから!」
漫「えええ!? ゆーこ先輩がこんな話題出したのが原因やろ!?」
由子「洋榎ちゃんが二人を連れてきたからこじれたのよー!?」
恭子「……チームワークばっちりなんは喜んでええんかな…………」
ついでにいくのんまで…