今日の一言:現在定期更新をお休みしているのですよ (4/20)

その他

カオスの深淵とか割と気軽に覗ける 【白糸台SS】

※いつものSSとは違う趣のSSです
※即興二次(一時間)で過去に書いた作品のサルベージです
 年末ということで時間がなかったんです許して

※お題:フハハハハ!それはぬめぬめ 必須要素:インドカレー
※クソお題すぎるわボケ

carry



「ねぇ誠子ちゃん、一つ頼みごとがあるんだけど」

「…………なんでしょうか」

「? なんでいきなり敬語になったの?」

「いや、なんとなく良い予感がしなかったからなんだけどね」

「ははは、多分気のせいだよ、うん」

「うわー凄い自信満々に言い切られた」


……私を期待の眼差しで見つめる彼女、渋谷尭深は戦友であり、親友だ。
普段ならこんな改まるまでもなく、お互いに言いたいことを言い合う仲である。

つまり、これから切り出される”頼みごと”とは。
前置きを挟まなくてはいけないほどの「何か」であるということだ。

…………正直逃げたい。


「ダメカナ?」

「ダメダヨ」

くそっ、色々と読まれてる。心とか。


「……はぁ、一体何事? 出来るなら、明日の練習に差支えない感じにしてほしいんだけど」

「やだなぁ、そんなに大変なお願いじゃないよ、料理の味見をしてほしいってだけ」


私でもそう何度も見たことがないような、輝く笑顔で言い放つ尭深。
だが、私は見逃さなかった。可能なら見逃したかった。


彼女の眼鏡の奥で、底知れぬ闇のオーラが渦巻いている様を。


「料理の味見、ねぇ…… また創作料理でもしたの?」

「さすが誠子ちゃん、分かってるね」

「いや、前に尭深が作ったスムージー、控えめに言って酷かったじゃん」

「グリーンスムージーがあるならイエローがあってもいいよね」

「あれ飲んでムーンサイドばりのトラウマ体験してるんだけどね私」


軽口を叩きながら、油断なくじりじりと逃走経路をうかがう。

だが、扉との間はすでに尭深に塞がれている。
腰が低く入ったいいディフェンスだ。なかなか鍛えられている。仙道か。


「……はぁ、分かったから、早く食べさせてよ」

「ふふ、最終的にはノってくれるから好きだよ誠子ちゃん」

「ノってるんじゃなくて逃げ場を塞がれてるんだけどなー……」

「今日はカレーだよ、インドカレー」

「ふーん、インドカレーってことは、色々ごった煮スパイスってことなの?」

「そうそう、最近誠子ちゃん疲れ気味みたいだったからね、元気になってもらおうと」

「え、気付いてたのか…… なんだか恥ずかしいな」

「スタミナの元であるオクラとか納豆とかめかぶとか色々入れてみたんだよ」

「うん、ちょっと待とうか」

「フハハハハ!題してぬめぬめ天国&地獄カレー!!!」

「待ってって言ってるでしょ! っていうかなんで地獄要素入れちゃったの!!?」


まずい、尭深のテンションがアゲアゲ状態になっている。
というかふははははて。マッドサイエンティスト以外の何物でもないぞそれ。


……彼女はたまにこうして奇想天外ラクガキ無用な料理を作りたがる悪癖があったりするのだ。
別に作るだけならまぁ、別にまぁ、最悪いいのかもしれないが、その悪魔合体させた料理の主な被害者たる私にとってしてみれば、この定期イベントはたまったものではない。

たまには淡とかにも食べさせればいいのに、なぜか彼女はいつも毒見役に私を指定してくる。
それが彼女の親愛の証といえば聞こえはいいのだが。
ちょっと友情の形を再確認する必要はあるかもしれない。


「はい、誠子ちゃん、召し上がれ」

「うわー、まじかー…………」

「美味しそうではないかもしれないけど、食べられる食材しか使ってないから」

「せめてもうちょっと食欲が湧く口上を考えてほしかったな」

「はい、あーん」

「」


スプーンの上には混沌しか広がっていない。
まさにカオス。世界中の宇宙物理学者が求めてやまない暗黒物質はここにあった。


……こうなったら覚悟を決めるしかないか。


「……よし…………」


弘世先輩、先立つ不孝をお許しください。
宮永先輩、お菓子が切れたら戸棚の上のお煎餅持ってってくださいね。
淡、あんまり眉毛のこと気にし過ぎると今度は生えてこなくなるから気をつけろよ。


「あ、あーん……」

「…………どう?」






「あ、あれ、普通に……食べられる……?」

「でしょ?」

「まったりしてなくて、それでいてしつこい感じだけど、スパイスが効いているから味は普通のカレーみたいだ」

「やっぱりカレーの包容力は凄いよね」

「食感は最悪だけどな…… これ以上ない程にぬめってるから……」

「玉ねぎとか素で糸ひいてたからね、他のぬめぬめの食材とうまくハマってくれると思ったんだ」

「…………え?」

「え?」

「…………」

「…………」

「腐ってんじゃん! そんなの食わさないでよ!」

後輩で敵でライバル 【咲-Saki- SS】

※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※プロに進んだ面々ががやがややるやつです
※いつもの大学編とは趣が異なります

※登場人物の全員がプロ雀士になっています

sapporo


淡「…………」

淡「ふんふふ~ん♪」

淡「…………」

淡「いやぁ……」

淡「負けたなぁ、今日の試合……」

淡「……ほんっと何アレ! 北九州の荒川!」

淡「なんで絶対安全圏食らってるのに5順目でアガれるの!? 信じられないんですけど!」

淡「いや、確かに理論上は5順でアガれるんだけどさ、だとしてもおかしい! それでハネ直とか!」

淡「ぬぎいいーー! 次は勝つ! 絶対勝つ! 1000回勝つから!」

竜華「…………なに一人で騒いどるん?」

淡「え、あっ、ご、ごめんなさ…… あれ、千里山の人?」

竜華「はっはっは、お互いプロになっても未だにその呼び方なんか」

淡「う、だって、高校で戦ったときの印象が強すぎるから」

竜華「ほれほれ、竜華先輩って呼んでもええで?」 グリグリ

淡「あ、あわわ、頭ワシワシしないでえぇぇぇ」




淡「そ、そもそもチーム違うから先輩じゃないじゃん!」

竜華「こまけえこたぁええねん!」 クワッ

淡「うわーん意味わかんない!」

竜華「まぁ冗談はともかくな、なんや、試合負けて荒れとったんか?」

淡「……試合観てたの?」

竜華「いや? うちのチームの試合は午後からやけど、さっきまでミーティングしとったしな」

淡「……あ、そ」

竜華「憩ちゃんも強いしなぁ、してやられてもうたんか?」

淡「っ…… っさいなぁ! ほっといてよ、もう!」

竜華「……なんや、元気そうやん、良かったよかった」

淡「……よかった?」

竜華「せやでー、悔しがってるんならやる気十分ってことやん、せやったらいつか勝てるようになるわ」

淡「……うん」

竜華「ま、今日のところは美味しいご飯でも食べて気持ちを切り替えてな」

淡「りゅーか先輩、ごちそうさま!」

竜華「いくらなんでも変わり身はや過ぎやない!? さっきあんなに先輩呼び嫌がってたのに!」




竜華「……まぁ、一食くらいならええか、行こか」

淡「りゅーか先輩、私甘いものが食べたいなー」

竜華「我が物顔やな!? あ、そうだ、どうせだったら穏乃ちゃんとか姫子ちゃんとかも呼ぶ?」

淡「……えー、あの二人も?」

竜華「久しぶりにあの面子でおしゃべりしたいわ! そうとなったら連絡せなな!」

淡「まぁ、いいけど…… むう……」

竜華「あ、でもどうやろか、今日は長崎もつくばも試合ないらしいし大丈夫とは思うんやけど……」

淡「……ねぇ、りゅーか先輩」

竜華「んー? なに?」

淡「…………二人を呼ぶのもいいけど、それまで喫茶店でお話、しよ?」

プライベートの憂鬱 【咲-Saki- SS】

※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※いつも書いてるやつとは毛色が異なります
※一応いつも書いてる大学シリーズと同じ時間軸です

0078-01


―  恵比寿ゴールデンレイン本拠地 恵比寿総合文化ホール  ―

咲「…………」

咲「…………」 ハァ

晴絵「……咲?」

咲「あ、あっ、赤土さん!」 パアァァッ

晴絵「よ、どうしたのこんなところで」

咲「え、は、はい、ちょっと……」

晴絵「……また道に迷ってたのかぁ」

咲「さ、流石にもう迷わないですよ! 自分のチームのホーム会場なんですから、ここ!」

晴絵「じゃあ、テストするか、ここから一番近いトイレってどこにある?」

咲「…………」

晴絵「…………」

咲「……あそこ、窓の下に見える薬局でおむつを」

晴絵「解決法が強引過ぎるだろ!?」




ピッ ガコン

晴絵「ほら、お茶」

咲「……ありがとうございます」

晴絵「……何か悩みでもあるの?」

咲「え、ええ、どどどどどどどうしてそそそそれをををを」

晴絵(隠せてると思ってたのか……)

咲「……赤土さんは凄いですね、流石は元教師です」

晴絵「ソウデスネ」




咲「…………実はお姉ちゃんが」

晴絵「? 照のヤツがどうかした?」

咲「この間、久しぶりに二人でお買い物に行ったんですけど、そのときにケンカしちゃって」

晴絵(こいつらいつもケンカしてんな)

咲「その後、夜にあんまりお話できてないんです……」

晴絵「……え、いつもは夜に話してんの? 確か一緒に住んでるって訳でもなかったと思うんだけど」

咲「あ、はい、毎晩寝る前に電話で」

晴絵「彼氏か何か?」




咲「でもケンカしちゃって、ここまで仲互いしちゃうのって久しぶりだから、どうしたらいいのか……」

晴絵「久しぶり、ねぇ…… 確か高校の時ってそんなに仲良くなかったと思ってたんだけど」

咲「私が高校一年のときに、仲直りしてからですね、ここまで話すようになったのって」

晴絵「だからってそんな毎晩電話で話すようにはなかなかならないと思う」

咲「私って携帯電話使うの下手だったから、練習台になってもらってたら、そのうち……」

晴絵「彼氏か何か?」




晴絵「ケンカかぁ、そもそも何でその、買い物の時にケンカになったの?」

咲「あ、はい、私が服を買おうとしたら不機嫌になっちゃって」

晴絵「はぁ? どういうことだそれ」

咲「その日は特に何か目的があって買い物してた訳じゃないんですけど」

晴絵「だからって、別にウインドウショッピングするくらい良くあることでしょ」

咲「はい、でも、それでシャツとかスラックスとか買おうとしたら機嫌が悪くなっていったんです」

晴絵「え? 咲ってスラックスとか履いたりするの?」

咲「いや、スラックスは京ちゃん用にと思って」

晴絵「オカンかお前ェ!?」




晴絵「いやいやいやそれはないだろー、京ちゃんってあれだろ、噂の大学生の彼氏くんだろ」

咲「か、かかかかか彼氏違います!」

晴絵「彼氏でもないやつのスラックス買ったりしないだろ…… いや彼氏でも買わないと思うけど……」

咲「え、か、彼、彼氏……」 プシュー

晴絵「でもまぁ、確かに照が怒るのも分からなくもないかもな、一緒に買い物してる時に別の買い物されちゃ」

咲「う、た、確かにそれかも…… 後で謝っておきます……」

晴絵「まったく、そんなんで新人王大丈夫なのかー? 監督も張り切ってたっていうのに」

咲「わ、私なんか新人王無理ですって……」

晴絵「去年のインハイを蹂躙しつくした人が何か言ってるな……」




晴絵「で、その彼s」

咲「彼氏じゃありません!」

晴絵「……知り合いの京ちゃんって、いま大学生なんだっけ?」

咲「あ、はい、都内の大学に」

晴絵「え? 東京に出てきてるんだ」

咲「はい、一人暮らししてますよ」

晴絵「まぁ、あまり人のそういうのに首つっ込むのもあれだけど、健全にな」

咲「だから、そういうのじゃないんですってばぁ!」

晴絵「はいはい、そうだなー」

咲「もう!」 プンスコ



―  都内某所アパート 京太郎の部屋  ―

京太郎「………………」

照「………………」 ゴゴゴゴゴゴゴ

京太郎「………………」

照「………………」 ゴゴゴゴゴゴゴ

京太郎「…………あのー、もう帰っていいですかね、照さん」

照「……ここは君の部屋だよ」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ

京太郎「……そっすね」

照「………………」 ゴゴゴゴゴゴゴ

京太郎(誰か助けて)

梅にうぐいす 【姫松SS】

※咲-Saki- の二次創作SSです
※いつも書いてるSSとは毛色が異なります
※いつものやつについてはアバウトをどうぞ

スマホ

恭子「高校に入学してしばらく経つし、そろそろスマホを買おうかと思っとるんやけど」

洋榎「ようやくガラケー卒業かい、もう高校一年も中盤過ぎとるこのタイミングとか決心が遅すぎるわ」

由子「それでも今をときめく女子高生なのよー?」

恭子「ときめかなくても別にええんやけど、いい加減部活とかでメッセンジャーが使えないのも不便やしな」

洋榎「はー…… これやから高校デビゥー組は色々と理由をつけたがる」

恭子「デヴューって言えてへんぞ」

由子「恭子もいまいち言えてへんのよー」




由子「次の週末にでも買いに行くん?」

恭子「そのつもりやけど…… ショップ行くときになんか注意する事とかある?」

洋榎「ドレスコードには注意せなアカンぞ」

恭子「いやそういうのええから」

由子「不安なら誰かと一緒に行ったらいいのよー」

恭子「それが週末は親が忙しいらしくてな、好きなの買ったらええとは言われとるんやけど」

洋榎「なんや水くさい、ウチらが着いてったるわ」

恭子「え、ホンマか、正直心強いわ、ありがとう」

由子「あー、ごめんなぁ、うち今週末ちょっと用事あるわ」

洋榎「え」

恭子「あー、せやったら今週末はうちら二人で見てくるか」

由子「ごめんねー、後で何か埋め合わせするのよー」

洋榎「お、おう、首洗ってまっとけや」

恭子「首を洗って埋め合わせるとか、首塚でも作るつもりなん?」




― 日曜日 ―

恭子「すまん、待ったか?」

洋榎「大丈夫やで、まだ集合時間前やし」

恭子「ふふ、割と重役出勤で有名な愛宕洋榎さんが今日はえらい早いお着きやん」

洋榎「帰ってええか?」

恭子「いやいや、冗談やて、ありがたく思っとるわ、うちのために出てきてくれたんやし」

洋榎「アンタのために駅前まで出てきた訳じゃないんだから! 感謝しなさいよねっ!」

恭子「せめて関西弁使ってくれんと気持ち悪い」

洋榎「気持ち悪いは言い過ぎやろ!?」




ウィーン イラッシャイマセー

恭子「うわー、スマホって凄い種類あるんやな…… ネットで調べたときも思ったけど」

洋榎「なんか目星つけてる機種とかあるん?」

恭子「それがよう分からんくてな…… 画面の広さとか、カメラの画質とか、考えてたらキリがなくて」

洋榎「まぁそやろな、初めてやししゃーないわ」

恭子「どの機能があったから良かった! っていうのとかある?」

洋榎「ウチも特別な機能があるやつ使こてる訳やないけど、とりあえず電池の持ちは考えたほうがええで」

恭子「ああ、確かになぁ、でもそんなに違いがあるもんなんか?」

洋榎「最新機種ナメたらあかんで、型落ち機種と比べて何倍も違ったりすることもあるし」

恭子「何倍もて、マジかい」

洋榎「マジやで、ウチも今は最新機種やけど、昔は型落ちでええかと思って買ってめっちゃ後悔したわ」

恭子「うわー、古い女にならんよう気ぃつけとこ」

洋榎「その言い方は流石にちょっと異議唱えさせてくれへん!? ちゅうか今は最新機種って言うたやん!」




恭子「そういえば、洋榎が使こてるのってどんななん?」

洋榎「ん、ウチ? これやで」 スッ

恭子「…………」

洋榎「…………」

恭子「…………」

洋榎「……なんや、その何か言いたげな目は」

恭子「……いや、可愛いんやない? そのウサ耳付きのスマホケース」

洋榎「ち、ちゃうわ! これはきn、妹が買うてきて『おそろいやねー』て笑顔で言うてきて、断れんくて!」

恭子「姉妹でお揃いかー、仲ええんやなぁー」

洋榎「棒読みやめえや!」




恭子「……んー、じゃあ、うちもそれにする」

洋榎「……へ? それって?」

恭子「スマホ、洋榎が使こてる機種にするわ」

洋榎「え、もうちょっと色々見たらええやんか」

恭子「よう考えたら色々見ても悩むだけやし…… それやったら操作教えてもらえたりする方がええかなって」

洋榎「まぁこれもこの春に出たばかりの機種やし、性能は問題ないんやけど……」

恭子「じゃあええやん、それで決まりなー」

洋榎「お、おう」

店員「お決まりですかー?」

恭子「すいません、この機種ってありますか?」

店員「はい、少々お待ちください」

洋榎「…………」




由子「――で、結局同じ機種にしたん?」

恭子「ああ、いま色々洋榎に教わってるわ」

由子「ふーん、良かったなぁ洋榎ちゃん」

洋榎「何がや」

由子「いやー別に?」

洋榎「なんや引っかかる言い方やな……」

由子「ふふふ」

恭子「ゆーこも番号教えてくれへん?」

由子「ええよー、赤外線とかでええ?」

恭子「ちょ、ちょっと待って、赤外線は、えーと……」 

由子「あ、これやない? 赤外線アプリ……」




洋榎「…………」

洋榎「…………」

洋榎「……ふふっ」




恭子「そういえばゆーこは先週末って何の用事あったん?」

由子「内緒なのよー」 ニコニコ

洋榎「…………そうか」

恭子(いつもの笑顔のはずやのに、なんか感じる圧力が凄い)
 
由子「ふふふ」

 

切磋琢磨【劔谷SS】

※咲-Saki-の二次創作SSです
※莉子たん記念SSのはずだったやつです

yasuhuku


莉子「…………」 ガサガサ

莉子「……ふんふむ…………」

莉子「ええー、なんでこれを避けられるんですかこの人……」

莉子「軽くドン引きです……」

莉子「…………」 ガサガサ

莉子「……ふむ」

莉子「…………」 ウトウト

莉子「…………」

莉子「くあぁ……」 ハワワ

莉子「…………んみゅ……」 ハフゥ

澄子「あくびだなんて珍しいね」

莉子「えっ、あっ、よ、依藤先輩!? お、おはようございみゃっ……!」

澄子(いっそ清々しいくらい噛んだ)

莉子「……おはようございます/////」 カアァァ

澄子「はい、おはようございます」



澄子「こんなに朝早くから倉庫にこもって、牌譜の研究?」

莉子「は、はい、まだまだ私は力不足なので」

澄子「何時くらいからやってたの?」

莉子「えーと、6時くらいからでしょうか」

澄子「ずいぶん早いね、 根をつめるのも良いけど、頑張りすぎても続かないよ」

莉子「大丈夫ですよっ、なんたって今の私は燃えに燃えてるんですからー」

澄子「ふふ、努力実ってインハイのメンバーに選ばれたから、気合入ってるんだ?」

莉子「はいっ、今度のインハイで大将を任された訳ですからね! 頑張っちゃいますよ!」

澄子「一年で抜擢されたからっていい気になるなよ……!」 ギリッ

莉子「依藤先輩!? なんか黒いオーラが出てますよ先輩!?」

澄子「ははは、冗談ですよ冗談」

莉子(なんで突然敬語になったんでしょうか……)



澄子「まぁ冗談はともかく、まだ一年生なんだから、もう少し楽しく打ってみてもいいとは思うんだ」

莉子「え、は、はぁ……」

莉子(どうしよう、突然真面目な雰囲気になりました)

澄子「あんまりカチカチになってると、壁にぶつかった時に脆くなってしまいそうで」

莉子「……」

澄子「……ちょっと心配なの」

莉子「すみません、なんでいきなり日本車と外国車の話を?」

澄子「それはマジボケなの?」

莉子「え?」

澄子「えっ」



キンコーン

莉子「……っと、そろそろ始業ですね」

澄子「あ、ごめんなさい、自主練の邪魔をしてしまって」

莉子「いえ、大丈夫ですよ」

澄子「じゃあ、お詫びにいいものをあげる」

莉子「いいもの、ですか?」

澄子「はいこれ、部長から預かってるこの倉庫の鍵」

莉子「えっ、あっ、鍵?」

澄子「ここって普段は鍵をかけることになってるんだ」

莉子「でも、いつも…… 今朝だって開いてましたけど……」

澄子「さて、いつも誰かが鍵を空けていたんじゃないでしょうかね?」

莉子「せ、先輩……」

澄子「まぁ、閉めるのが面倒だったので開けっ放しだっただけなんだけれども」

莉子「感動を返してください」

澄子「はは、まぁその鍵は安福さんが持ってて」

莉子「はい、わかりました、ありがとうございます」

澄子「……私も頑張るから」

莉子「……はい」

澄子「月の無い夜は気をつけなよ」

莉子「だからなんで撃滅対象を私にするんですか先輩!?」

【このブログについて】
このブログでは主に咲-Saki-のSSを更新します。火金の週2更新です。
詳しくはアバウトをご参照ください。
一応本ブログの更新を優先しようという気概ではいます。

ご意見、ご要望は目安箱にどうぞ!
下の方にあるメールフォームでもいいですよ!

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