今日の一言:現在定期更新をお休みしているのですよ (4/20)

その他

祝日が誕生日の子は祝われ慣れてない 【劔谷SS】

※咲-Saki- 本編後の二次創作SSです
※みゆたんイェイ~
※劔谷日和はよ


jinnja



― 芦屋神社 鳥居前 ―

莉子「あ、古塚先輩、あけましておめでとうございます」

梢「おめでとうございます安福さん、早いですね」

莉子「えへへ、ずっと楽しみにしてたので待ち遠しくて、居てもたってもいられなくてー」

梢「ですがまだ集合30分前ですよ」

莉子「先輩だって早いです」

梢「わ、私は、その、部長として早めに」

莉子「今の部長は依藤先輩ですよ」

梢「…………」

莉子「…………」

梢「……私も、楽しみだったので」

莉子「ふふっ、そうですかー」



梢「今の麻雀部はどうですか? みんなきちんと練習できていれば良いのですが」

莉子「みんな張り切ってますよ、全国のリベンジをするんだって」

梢「後輩に夢の続きを追わせてしまうような真似をさせて、申し訳ありません」

莉子「そんな、むしろインハイで迷惑をかけてしまったのは私の方で」

梢「……安福さんと森垣さんには特に謝らせてください、責任を押し付ける形になってしまって」

莉子「……?」

友香「謝る? 何をデスか?」

梢「っと、森垣さん、来ていたんですか、あけましておめでとうございます」

美幸「私も居るよー」

莉子「椿野先輩、友香ちゃん、あけましておめでとうございます」

友香「おめでーす」

美幸(私の口癖と違って応用効いていいなぁ)



美幸「あとは現部長だけかぁ、まったく部長なのに何やってるのよもー」

莉子「まぁ、まだ集合時間前ですし」

澄子「お、お揃いのところ遅れてしまってすみません、あけましておめでとうございます」

友香「あ、依藤先輩おめでーす!」

梢「おめでとうございます、依藤さんが最後だなんて珍しいですね」

澄子「う、実は車が渋滞につかまってしまいまして」

莉子「ああ、そういえばなんだか駅前近くで事故があったらしいですねー」

美幸「元日に事故とは迷惑というか、運がない人だなぁ、もー」

友香「可哀想デス……」

美幸「えと、後ろに付け加えられると私の心なんか汚い感じになるし、今のやりとり無しにしていいかな?」

澄子「椿野先輩も相変わらずですね……」



友香「それで、なにを謝るんですか古塚センパイ?」

梢「副将と大将に一年生のお二人をオーダーしてしまったことです」

美幸「…………」

澄子「……でも、それは一年含めて、部員みんなで話し合って決めたことで」

梢「だからと言って、最終的に決定し、勝敗のプレッシャーを一年生に全て押し付けたのは私です」

莉子「……言わせて頂きますが」

友香「莉子ちゃん?」

莉子「あのインハイで、私は負けて泣いてしまいました」

莉子「ですが、それは自らのふがいなさに対してで、プレッシャーとは関係がありません」

澄子「…………」

莉子「私は一年生である前に、劔谷高校というチームの一員として、精一杯戦っていたつもりでした」

梢「…………」

莉子「……古塚部長は、私たちの事を信じて、一緒に戦ってくれていたのではなかったのですか?」

美幸「そうだね梢ちゃん、責任を感じるのはいいけど、仲間を信じてないのかって話にもなるし」

梢「……すみません、どうやらプレッシャーを感じていたのは私の方だったようですね」ニコッ

友香「……え、あ、えっと、よく分かんないけど、元気出してくださいセンパイ!」

澄子「森垣さん、ちょっといま良い所だから、甘酒飲んでよう?」ホカホカ

友香「え、あ、はい」チビチビ



美幸「さ、無事和解したところで、さっさと並ぶよ、もー」

澄子「そうですね、そろそろ行列が長くなってきましたし」

友香「さ、行きましょ、古塚センパイ!」

梢「ふふ、ありがとうございます、行きましょうか」

莉子「しかし、本殿までどのくらい並ぶでしょうか」

澄子「うーん、並んでるって言っても、30分も並べば大丈夫なんじゃないでしょうか」

梢「では、並んでる間に別の用事を先に済ませてしまいましょう」

莉子「あ、そうですね」

美幸「ん、用事って?」

友香「ああ!」

澄子「ふふ、椿野先輩、お誕生日おめでとうございます! これ皆からのプレゼントです!」

美幸「!!??? えっ、えっ?」

友香「アレ? 美幸センパイのbirthdayって今日じゃなかったんでー?」

美幸「あ、ああ! そう! わ、私の誕生日! 1月1日! ありがとう!」

梢「なぜ入部したての頃の森垣さんみたいな片言に」

友香「それ私のやつデスよ! 取らないでー!」

澄子「うん、怒るポイントが良く分からないかな」



美幸「えー! あー! 嬉しいよもー! プレゼント開けていい?」

澄子「どうぞ、包装はこの袋に入れてください」

莉子「テンションが凄い勢いで振り切れてますね……」

梢「一応、私達4人で選んだプレゼントということで、受け取ってください」

美幸「……えーっと、あ、手袋!? 可愛い! 着けてみるね!」

友香「センパイなんかこの間会った時に寒そうにしてたから、こういうのが良いんじゃって思って!」

美幸「うふふ、ありがとうー、大切に使うよ、もー! もー!」バシバシ

友香「ちょ、センパ、待っ、痛っ」

美幸「私は手袋のおかげで痛くないんだなー」ニコニコ

澄子「違いますよね色々と」

梢「大切に、大切に使うとは一体」



梢「とか言ってる間にもうそろそろ参拝の順番ですね、小銭を準備しましょう」

莉子「ここに5円玉を入れて、神様にお願いをするんだよ友香ちゃん」

澄子「お祈りは二礼二拍一礼っていう順番でするのがお作法ですよ」

友香「え、う、あ、えーっと」

梢「まぁ、多少間違えた所で神様もうるさく言ったりはしないでしょうし、私達の真似をしてみてください」

友香「は、はい、分かりましたー」

チャリチャリーン

パンパン

パンパン

梢「………………」

美幸「………………」

澄子「………………」

莉子「………………」

友香「………………」

梢「……さ、終わったら次の人に替わって脇に避けて」

友香「はーい」



美幸「皆何をお願いした?」

澄子「私は部長として、全国制覇を願いました」

莉子「私はまず、レギュラーを取るところかな……」

梢「ふふ、それにはまず人事を尽くすところからですよ」

莉子「はい、精進します……」

友香「私は、皆が元気で居られますようにってお願いしたんでー」

澄子「先輩方は何をお願いしたんですか?」

美幸「えー? 私は……」

梢「もちろん、劔谷の優勝ですよ、皆さん、頑張ってくださいね」ニコッ

美幸「………………」

莉子「椿野先輩?」

美幸「……うん、もちろんお願いしたよ? 劔谷の優勝を」

澄子「先輩、目が凄い勢いでクロールしてます先輩」

梢「別に個人的なお願いをしたからって隠す事ないでしょう」

美幸「だって! 梢ちゃんが部長の器を見せつけた後のタイミングで言いにくいよ!」

莉子「なんだか、その言い訳がもうなんか」

澄子「しっ、椿野先輩今日誕生日なんだから」

美幸「聞こえてるよ! もーーーー!!!」

竹井久はゆ~うつ 【咲-Saki- SS】

※咲-Saki- の二次創作SSです
※久たんイェイ~
※普段書いてるSSとは毛色がかなり異なります
※いつものやつについてはアバウトをどうぞ
110409_towada_5


携帯電話を取り出し、電話帳を開く。

目的の名前はソートの一番下に表示されていた。
一番上ほどは目立たず、それでいて一瞬でたどり着ける特別な位置。

そうなるように順番を入れ替えてあるのだ。
その気になればいつでもすぐにその名前を画面に表示できるように。
我ながら芸が細かいというか、いじましいというか。


「……………むぅ」

既に何度も電話をかけたはずの番号。
気心の知れた相手だなんて、そんなことは百も承知だ。

それでも、この発信ボタンを押す瞬間は、いつだって緊張してしまう。
万が一にも幻滅されてしまったら、そんな濁った考えに心が塗りつぶされそうで。


「……らしくないわね」

自嘲の笑みを浮かべ、発信ボタンを押す。
というより、自嘲モードに陥っている事実そのものが色々とらしくない。

ままならないものだ、自分自身の気持ちというものは。
私にとっては、人の気持ちを理解するよりも難易度が高い。

Prrrrr   Prrrrr

「…………あ、もしもし? あなただけの久さんだけど?」

緊張からか、つい軽口が我知らず口をついて出る。
こういう時に私のキャラは本当に損だと思う。

一呼吸をおいて、電話口から苦笑と共に名前を呼ぶ声が聞こえてくる。
どうやら相手には軽口に込めたこちらの葛藤など全てまるごと見抜かれているらしい。
なんだか釈然としない。
声だけで推し量れるくらい、私はそんなに分かりやすい人間なのだろうか。


「いまって忙しい? そう、よかった」
「今週に集まる件なんだけど、うん、それそれ」
「え? いや、違うわよ、私だって皆に会うの楽しみにしてるんだから」

今週末に会うことになってはいるが、問題はそこに集まる面子だった。

と言うのも、もともと何人かで旧交を温めるのが目的の会合だったのだが、
参加者が次々と外せない用事があるということで不参加になり、
結局残ったのが私と今電話している相手の、二人だけになってしまったのだ。


「って感じで、皆参加出来ないらしいのよね」
「んー、まぁ理由は流石にそっち優先してって感じのばかりだったし」
「それならいっそリスケ……予定を延期しちゃったほうがいいかもと思って」

せっかく皆が集まる機会なのだから、年に何回もないチャンスは逃したくない。
ここは延期して、近いうちに再度開催するのがベストの選択肢だと思う。

「そういう訳で、あなたも忙しいのは分かってるんだけど、予定を聞かせてほしいの」
「……うん、来月はここね、土曜日は厳しいかしら? そう、いや、大丈夫よ」
「そうね、場所は同じでいいと思う、結局集まりやすいわけだしね」

メモを取りながら、日程を絞り込んでいく。
集まる面子は日本各地に散らばっており、進んだ進路もバラバラだ。
スケジュールには可能な限り幅を持たせておきたい。


10分ほどで大まかな予定をまとめることに成功した。
まぁ予定を聞いているのはこれで一人目だから、予定合わせもそれほど難しい話ではないのだけれど。

「よし、じゃこの日程で、全体メール投げるわね」
「え? なんで電話したのかって、そりゃ参加をキャンセルしなかった私達の予定優先で行くためでしょ」
「延期になっちゃったんだから、このくらいの我がままは許されるべきじゃない?」
「ふふ、じゃあそういうことでね」

この件に関しては、後で恨み言の一つでも添えて全体メールを送っておこう。
こういう事務メールにはアクセントが必要だ。


しかし、この予定合わせだけが目的で、私はこの電話をかけたわけではなかった。
むしろ私にとってはここからの話題が本題だ。
そして最大のハードルでもある。心理的な意味で。

「ね、それでね、話は変わるんだけど」
「今週末って、あなたは暇? と言うより、暇になったわよね、たった今」

心拍が自覚できる程に早くなり、脈動の音が耳の奥で跳ね回る。
頭が熱くのぼせあがり、反比例するように携帯電話を持つ手が冷たくなっていく。

「凄い偶然なんだけどね、私も今週末の予定が空いたのよ、たった今」
「それで、もし良かったら」
「……その日、二人でデートしない?」

「うん、お久しぶり会じゃなくて、デート」
「結局違うのは名目だけなんだけどね……ふふ、そういうのって大事じゃない?」

「うん、うん……良かった、同じ時間でいい?」
「ありがとう、また連絡するから」
「ん、それじゃ、またね」


「……………………っ、はぁあああああ……」

通話終了ボタンを押し、いつの間にか詰まっていた息を思い切り吐き出す。
こんな量の空気がいったいどこに溜まっていたのか。
少し不思議だ。略してSFだ。

壁に背をつき、目をつむり深呼吸をして、しばし心拍を落ち着ける。
ほんの十数秒で拍動は静まっていったが、それでものぼせたような熱さはなかなか去ってはくれなかった。

まったく、秋も終わろうとしている時期だというのに。
気の利いた冷たい風のひとつでも吹かせてほしい。

そんなことを考えながら、ふと、携帯電話の画面を見やる。

通話終了の文字と共に、その名前が表示されているのを見て、私は。

「…………ふふっ♪」

湧き上がる幸せを、胸の奥深くで、噛み締めた。

困った先輩との付き合い方 【咲-Saki- SS】

※咲-Saki-の二次創作SSです。
※可能な限り咲-Saki-原作に準拠しようとしています。
※知らないキャラはとりあえずググってみよう!(丸投げ)


喫茶店


照「…………」モグモグ

憩「…………」

智葉「…………なぁ」

照「なに?」

智葉「……なんで私らはこの喫茶店にいるんだ?」

憩「ガイトちゃんが呼びだしたんちゃうのん?」

智葉「ちゃん付けはやめろと前から言ってるだろ」

憩「えー? かわええやんガイトちゃんって」

照「かわいいかわいい」モグモグ

智葉「お前のその無表情で言われても説得力皆無だぞ……」



智葉「そもそも私も、宮永から呼び出しがあったと部員の奴らから聞いて来ただけなんだが」

照「私は淡から……憩が呼んでるって電話を受けたっていうから……」

憩「はー、三人とも別々に騙されて呼び出されたってことかぁ」

智葉「そもそもお互い携帯で連絡が取れるのに、宿に連絡が来る時点でおかしかったな」

憩「お? ガイトちゃん後出しで知ってたとか言ってまうやつやな?」

照「かっこわるーい……ったぁ!」バシーン!

智葉「はたくぞ」

憩「言う前に手ぇ出とるやん……」ヒリヒリ



智葉「しかしのこのこ来てみればお互い呼び出した覚えがないとはな」

照「なにもインハイ閉会式が終わったこのタイミングじゃなくてもいいのにね」ゴゴゴ

智葉「……宮永お前、もしかして少し怒ってるのか?」

照「別に怒ってない、せっかく咲と水入らずで過ごしてる所を呼び出されたなんてそこまで怒る事じゃない」ゴゴゴ

智葉「滅茶苦茶怒ってるじゃないか……その威圧的なオーラをしまえ」

照「おっと、つい」シュウゥゥ

憩「呼び出した犯人がウチやなくてホンマ良かったわぁ」



智葉「しかし、一体誰が何の目的でこんなことを……?」

憩「え? ガイトちゃん犯人分からへん? おるやろ、最有力の容疑者が」

照「……たぶん、ここに居ないあの人だよ」コウチャズズー

智葉「え? …………ああ、なるほど、そういうことか」

湯佐「なんだ、もうバレたのか、つまらないな」

照「やっぱり湯佐(ゆさ)さんだ」

憩「お久しぶりですーぅ」



照「説明しよう! 湯佐さんとは、去年の個人戦決勝で私たちと戦った第4の女!」

憩「当時は高3、現在は大学1年生で、都内の某大学に通ってるらしいですよーぅ」

湯佐「ちなみにアニメ版ビジュアルカットは出ているが、まだ苗字と学年しか情報が明らかにされていない……」

智葉「これは誰に向けた解説なんだ?」

湯佐「大学では自己アピールを出来ない者からふるいにかけられ、リア充グループから脱落するんだぞ」

智葉「大学でぼっちなんですか?」

湯佐「」

照「智葉ひどい、まさに一刀両断」

憩「真実は時に人を傷つけるっちゅうことやねぇ」

智葉「いきなり呼び出されたことを考えればぬるいくらいの返しだと思うが」



憩「せやせや、なんでこんな回りくどい真似してウチらを集めたんです?」

湯佐「いや、呼び出したのに特に理由らしい理由はないんだがな」

照「…………は?」ゴゴゴ

憩「うわー照やんめっちゃ怒ってはる」

智葉「どうかしてるのは事情じゃなくて頭のほうでしたか」

湯佐「いやいや、皆インハイで東京に来ている訳だし、久しぶりに集まりたいと思って」

憩「連絡先知ってるんやし普通に直接約束すればよかったんちゃいます?」

湯佐「こっちのほうが(私が)面白かった」

照「私たちより年上のはずだよねこの人」

智葉「お前に言われるとか相当だな……」



湯佐「まぁまぁ、お詫びにコーヒーとかケーキとか奢るからそれで勘弁してくれ」

照「その言葉が聞きたかった」ペラッ

湯佐「ん? なんだこの細長い紙」

照「ここの伝票です! 受け取ってください!」ニコニコ

智葉「いきなり営業スマイル挟んでくるのは気味が悪いから止めろ」

湯佐「ちょ、ちょっと待て! 喫茶店で3万円って! 一体どれだけ食べたんだ!?」

照「呼びつけた人に払ってもらおうと思って遠慮なく食べた結果がこれ、調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?」

憩「出た! 照やんの暴食コンボや!」

智葉「モグモグGOMBOかな?」

憩「GOMBOって結局どういう意味なんやろね」

智葉「知らん、そんな事は私の管轄外だ」

湯佐「辻垣内! 荒川! 助けてくれ!」

憩「その伝票、ウチらの注文分も入ってますよーぅ」

智葉「ご馳走になります」

湯佐「」


―――――――――――――――――

この作品にて【咲ワン・neo】にエントリーしております。
清き一票を何卒よろしくお願いいたします。

先輩と同級生と私と 【第二回咲ワンエントリーSS】

※咲-Saki- インハイ直後くらいの時間軸の二次創作SSです
第二回咲SS人気投票グランプリ「咲ワン」にエントリーするために書きました
※普段の更新とは色々趣が違うので、いつものやつについてはアバウトをどうぞ




京太郎「ちょっと思いついたことがあるんですけど言っていいすか」

まこ「あんたが思いついたゆうてマトモな内容言ったことがかつてあったじゃろうか」

優希「いや、ない」

京太郎「古文の反語表現やめろや」

優希「どうせのどちゃんのおっぱいがどうとかそんなやつだろー」

まこ「うわぁ流石にそりゃ引くわ」

優希「先輩申し訳ないじょ、私の躾が至らないばかりにこの犬が粗相を……」

京太郎「ねぇ俺まだ何にも言ってないんだけど」

まこ「じゃあ一応聞いちゃるが、いったい何を思いついたんじゃ」

京太郎「実は和って腰つきもけっこう凄」

優希「この犬ゥ!」



京太郎「だって三人だけしかいなくて、麻雀のメンツすら揃わなくて暇なんですもん」

まこ「言うとくがな、女子にそがぁな話振るからモテんのじゃぞ」

京太郎「ははは、流石に他の女子にこんな話できませんって」

まこ「そんな特別扱い全く嬉しゅうないわい」

優希「まぁ京太郎がアホでモテないのはもう世界の選択だからなぁ」

京太郎「非モテが運命づけられてるかのような言い方はガチで傷つくからやめろ」

優希「むしろモテなかったら京太郎じゃないじぇ」

まこ「そこがあんたのええところじゃから」

京太郎「褒め方が史上まれにみる適当さ」



まこ「まぁ確かに暇は暇じゃな、残りの三人は出かけとるわけじゃし」

京太郎「雑誌の取材でしたっけ? 国麻の注目選手特集とかなんとか」

優希「ふん! この片岡優希さまを差し置いて取材とはまったく見る目のない雑誌だじぇ」

京太郎「なんだよ、お前拗ねてるのか?」

優希「……インハイであの三人が凄く活躍してたのは分かってるからな」

まこ「まぁあんたの場合はインハイで当たった相手が悪すぎたゆうのもあると思うがな」

京太郎「先鋒でエースばかりだったしな、俺が言うのも違うかもしれないけど良くやってたと思うぞ」

優希「……それでも、結局みんなのお荷物だったのは事実だじょ」

まこ「……なんじゃ、まーだ分かっとらんかったんか」

京太郎「先輩?」

まこ「ええから、京太郎も聞きんさい」

京太郎「え、あ、はい」



まこ「ええか、団体戦っちゅうんはチームとして戦うっちゅうことじゃ」

京太郎「はい」

優希「…………」

まこ「……現時点の力量に差がないとまでは言わん、咲と和は個人で地区予選を抜けたわけじゃしな」

まこ「それでも、団体戦で清澄が優勝できたのはな……」

まこ「……あんたがチャンピオン含めた各校の先鋒と互角に渡り合ってくれたからじゃ」

まこ「……むしろ後輩にそんな重責を任せてしもうたわしらふがいないっちゅうか……」

京太郎「大丈夫ですよ! 俺はインハイの準決で留学生の一年に凹まされた先輩可愛いと思いました!」

まこ「ぶっとばされたいんかクラァ!」



まこ「はぁ、とにかくな、一緒に戦っとったわしらはあんたを頼りないなんて思ったことはないで」

まこ「恐らく和や咲、それに部長もな……その評価ばかしじゃあ不服か?」

優希「……先輩、ありがとう」

京太郎「優希が素直に謝るなんて珍しいですよねぇ」ニヤニヤ

まこ「ふふ、よっぽど悩んでおったんじゃろうなぁ」ニヤニヤ

優希「ぬ、ぬがーーー!」/////

京太郎「まぁ優希がそれを言うなら全国に出てない俺のほうがよっぽどアレって話なんだけどな」

優希「そ、それはその……すまん」

まこ「あんただってそうじゃぞ京太郎、清澄高校麻雀部全員で掴んだ勝利ってな」

まこ「それにあんたらまだ一年じゃろが、一年後二年後にどうなっとるかなんて誰にも分からんぞ」

京太郎「はぁ、そういうモンですかね」

まこ「そりゃそうよ、始めたばかりでなんでもええがぃにいく事ばかりじゃないわ」

京太郎「映画がなんですって?」

まこ「……いや、別に気にしとらんならもうええわ、うん」



和「お疲れ様です、ただいま戻りました」ガチャ

咲「うう……もうインタビューとか嫌だよぉ……」ゲッソリ

久「おっつかれ! いやぁ疲れたわー、まこお茶ちょーだい!」

優希「三人ともお疲れだじぇ!」

まこ「お疲れなのは分かるが自分で淹れんさい」

久「ちぇー、まこのお茶が飲みたかったのに」

まこ「この部長は口が減るっちゅうことはないんか」

和「インタビューでは一番喋ってたはずなんですけれど」

咲「部長は凄いなぁ……」

京太郎「あんなの見習わなくていいぞ」

久「ふーん? 須賀君かなり挑戦的じゃないそれぇ?」ギリギリ

京太郎「ちょ、部長部長! こめかみにアイアンクローは駄目! らめれすぅ!」ギブギブ

和「見習わないでくださいね、須賀君の反応込みで」

咲「え、あ、うん」

久「和と咲まで!?」



優希「…………ふふっ、そうだな、悩んでるなんて私らしくなかったじぇ」

和「優希? どうかしましたか?」

優希「なんでもないじぇ! 国麻では負けないからな、のどちゃん、咲ちゃん!」

和「長野Bチームで引き続き同じチームですが」

優希「それでもだ!」

咲「……? どういうこと?」

京太郎「まぁわからないなら別にそれでもいいだろ、な、優希」

優希「そういうことだな! 国麻が楽しみで仕方ないじょ!」

咲「……………………????」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


何卒清き一票をよろしくお願いいたします。 
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5人目の先輩 【第二回咲ワンエントリーSS】

※咲-Saki- 本編後の二次創作SSです
第二回咲SS人気投票グランプリ「咲ワン」にエントリーするために書きました
あっちが変様に全面的に寄りかかって設定を立ててます
※普段の更新とは色々趣が違うので、いつものやつについてはアバウトをどうぞ



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― 有珠山高校 部室棟 ―

揺杏「まァ部室棟って言っても単に旧校舎を使ってるってだけなんだけど」

由暉子「そうだったんですか」

誓子「二年前は新校舎が改築してたから、こっちの礼拝堂とかを使ったけど、別の意味で雰囲気あったわね……」

由暉子「古い礼拝堂で聖書の一節を暗唱したりしてたんですね……!」フンス

揺杏(いま鼻息荒くするようなポイントあった?)

誓子(ノーコメントで)



由暉子「それで、他のお二人はどちらに?」

誓子「爽はさっきの入学式の時に放送室に忍び込もうとしたとかで指導室に監禁されてる」

揺杏「……何やってんだか」

誓子「校長の話のタイミングでドラ○エのオープニング流そうとしてたとかなんとか」

由暉子「……天空編以降のバージョンの序曲でしょうか」

揺杏「いやロト編だったらどうこうとかいう話じゃなくね?」

誓子「天空編は前メロが壮大な分ちょっと長いからこういう時はロト編のほうがいいんじゃない?」

揺杏「なんでチカセンまでいきなりボケはじめたの!?」

誓子「なるかは部室で留守番して待ってくれてるわ」

由暉子「待たせてしまっているなら早く行かないといけませんね」

揺杏(スルーされた)

由暉子「揺杏先輩も早く行きましょう」

揺杏「私が話長引かせたみたいな扱いマジっべーわ」



― 麻雀部 部室前 ―

誓子「さて、それじゃいよいよ、ユキの有珠山高校麻雀部デビューの瞬間ね」

由暉子「はぁ、まぁ中学の時から遊びに来ていましたので、あまり感慨深いという感じではないのですが……」

揺杏「まぁまぁ、こういうのは形が重要なんだって、無事入学して麻雀部の正式メンバーになったんだからさ」

由暉子「あ、えと、ありがとうございます…///」

誓子「なるかー? 入るわよー」コンコンコン トビラガチャー

小納谷「誓子ちゃん揺杏ちゃんお疲れ様、そしてユキちゃんいらっしゃい! 有珠山高校麻雀部へようこそ!」

誓子「…………」

揺杏「…………」

小納谷「…………」

由暉子(………どなたでしょうか?)



誓子「……部屋間違えました」トビラパタン

小納谷「合ってるわよ!? ここ麻雀部部室よ!?」

成香「チカちゃあん……助けてくださいぃい……」

誓子「なるかに一体何してるんですか!!1!!」トビラバターン

小納谷「成香ちゃんが可愛すぎて待ってる間ずっとなでなでしてた」ナデナデ

成香「ううう……」ナデラレナデラレ

誓子「な、う、羨ましい……! 私だって嫌われたくないから20分以上なでなでしたことないのに!」

揺杏「成香ー、もうちょっとその二人から距離とった方がいいぞー」

由暉子「ロックされてて距離をとるとかそういう問題ではないように見えますが」



揺杏「………小納谷(こなや)さん、なんで居んの」

小納谷「今日って入学式でしょ? 噂のユキちゃんが来ると思ってワクワクしてたんだから!」

由暉子「ええと、先輩さん、ですか?」

揺杏「二年前に卒業した先輩で、週に一回来ることに定評のある小納谷さんだよ」

小納谷「それ最終的に定評あった部分がダメになるパターンじゃない?」

揺杏「実際そんなには来なかったっしょ、最近は」

小納谷「まぁ大学もそれなりに忙しくなってきたしね……」

成香「高校にそんなに足繁く通ってて色々と大丈夫なんですか……?」

小納谷「べべべべ別にそんな大学に友達がいないとかそんなんじゃないし」

揺杏「なんか勝手に自爆してんなこの人」



由暉子「宜しくお願いします、新一年生の真屋由暉子と申します」

小納谷「いやー、噂には聞いていたけど本当に可愛い子ね、宜しくね」

由暉子「先輩方が色々としてくださってるおかげです」

小納谷「えー爽ちゃんとか何か役にたってるの?」

由暉子「爽先輩にもとてもお世話になって……そういえば小納谷先輩はなんというか、爽先輩に波長が似てますね」

小納谷「なんだか肯定的なニュアンスがあまり感じられない話のつなげ方ね……」

誓子「……………」



揺杏(それ言っちゃダメだって、そのあたりチカセンめちゃめちゃ気にしてんだから)

由暉子(? どういうことですか?)

揺杏(小納谷さんが三年の時、爽とチカセンが一年で、実質この三人しか部員が居ないようなもんだったんだと)

由暉子(ふんふむ)

揺杏(んで爽が言うには、当時から週一ペースで小納谷さんが来るたびチカセンが不機嫌だったって)

由暉子(なるほど、かわいい嫉妬ですね)

誓子「なにか勝手に変なこと言われてるような気がする……」ナデナデ

成香「うう、チカちゃんまでぇ……」ナデラレナデラレ



成香「小納谷先輩は今日一緒にあそべるんですか?」

小納谷「あ、やめて、父親がたまの休日にゴルフに行くときに言われるようなそのセリフ」

揺杏「父親じゃないっしょ……」

小納谷「いやまぁそうなんだけど、なんか成香ちゃんに言われるとこう、心の中の父親が顔をしかめるの」

誓子「まぁ爽もいつ来るか分からないし……代わりにメンツになってもらいましょう」

由暉子「今日は何をやるつもりだったんですか?」

成香「ワンナイト人狼ですね、4人だと若干やりにくかったので良かったです」

小納谷「いいわね、この間怪盗で占い師騙りして散々かき回しまくったら楽しかったなぁ」

揺杏「おいこの先輩勝利条件とかガン無視してくるタイプのリアル狂人なんだけど」

誓子「知ってたでしょ」

揺杏「それは、まぁ、うん」

成香「ちなみに怪盗とか占い師とか狂人っていうのは人狼ゲームの『職業』のことです、詳しくはググってみてくださいね」

由暉子「解説乙です」



爽「お疲れー! 皆揃ってるな! いやー先生の説教長かったー!」トビラバターン

揺杏「お、爽」

誓子「解放されるの早かったわね」

爽「いや、単に隙を見て逃げてきただけだけど」

成香「刹那的な生き方すぎて怖いです……」

小納谷「爽ちゃん久しぶり〜」

爽「お、小納谷ちゃんじゃん、3か月ぶりくらい?」

由暉子(随分と軽い感じで会話するんですね)

揺杏(で、それを見てチカセンが)

誓子「……………」

揺杏(ああなる、と)

由暉子(かわいいですね)



爽「お、なんだ、チカはまーたご機嫌ナナメか?」

誓子「……別に機嫌悪くなんかないわよ」

爽「よく分からんけど怒るなって(肩を組む)」

誓子「………まったく、いきなり抱きついたりするの、やめてね」ニヤニヤ

小納谷(ちょろい)

揺杏(ちょろっ)

由暉子(ちょろいです)

成香(チカちゃん、ちょろいです……)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


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【このブログについて】
このブログでは主に咲-Saki-のSSを更新します。火金の週2更新です。
詳しくはアバウトをご参照ください。
一応本ブログの更新を優先しようという気概ではいます。

ご意見、ご要望は目安箱にどうぞ!
下の方にあるメールフォームでもいいですよ!

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