宥「ちょっとあったか~い」
泉「横の公園の桜が咲いてましたよ!」
友香「SAKURA! お花見したい!」
怜「お花見かぁ、そういえば外で花見とかしたことないわ、ウチ病弱やし」
泉「微妙にツッコみづらい理由ですね」
友香「外で? 中ではしたことあるんでー?」
怜「部屋に竜華たちがお酒持ってきてくれてなぁ、窓から見ながら飲んだりしたわ」
泉「斬新っすね……」
宥「でもそもそも私たち今21歳だし、成人してからまだ一シーズンしか経ってないんだけど……」
怜「………………」
宥「…………怜ちゃん? それっていつの話なのかな?」
怜「…………という夢を観たんや」
泉「言い訳が雑」
宥「まったく、自分の身体の事なんだから気を付けてね」
怜「はーい」
友香「お花見……」
泉「ああすまんすまん、それじゃ今から行こうか? 皆さん時間あります?」
友香「え、今から!? いいの?」
怜「他の面子の予定聞いて調整して…… ってやってたら桜散ってしまうしな」
友香「やった! 飲み物とかそろえなくちゃ!」
宥「うん、いいと思うよ~ ここの近くだとやっぱり公園かな?」
泉「花見客の混み具合、半端なかったっすから他の場所あるならそっちがええですわ……」
怜「でも他にある? 近所で」
友香「ううん……あまり思いつかない……」
泉「花ならぬ華ならこの麻雀部にそろってるんやけどなぁ……!!」
友香「はいはい」
泉「もっと丁寧に対応して! メゲる!」
友香「そういえば写真で見たことあるけど、松実センパイの家って桜綺麗なんでー?」
宥「あ、うん、吉野は桜もキレイだよ~! ぜひお越しになってね!」
泉「へぇ、春にお邪魔したことないけど凄いんや」
怜「泉、お前は吉野を心のどこかでナメとるな?」
泉「ナメるとかナメへんとかそういうあれではないですけど、とりあえず先輩がアホなのは分かりました」
友香「いいなー! ねぇ先輩、今日お花見したらお泊りにお邪魔してもいい?」
宥「もちろんいいよ、憧ちゃんも呼んで布団でお話しよ~」 キャッキャ
友香「やった! 今日はお花見といいお泊りといい楽しみなんでー!」 キャッキャ
泉「………………」
怜「………………」
泉「……先輩、ウチらもアレやります?」
怜「……きゃっきゃ」
泉「口で擬音言わんでくださいよ! 虚しいから!」