今日の一言:リクエストボックスのいい宣伝方法はないものか (3/6)

多治比真佑子

あったかお鍋【咲-Saki- T大麻雀部SS】

※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物などについてはキャラ一覧をどうぞ

Nabe_Kansai_style


恭子「そろそろ鍋の季節も終わりやなぁ」

真佑子「そういえば私、今シーズン食べてなかったかもしれません、お鍋」

やえ「今年って白菜高かったもんなぁ」

恭子「今週末うちで鍋やる? 大きめの土鍋あんで」

真佑子「土鍋って……末原先輩一人暮らしでしたよね? なんでそんなものを?」

恭子「宴会用やな、普段の料理ではほとんど使わんし」

やえ「そういえばあれっていつ買ったの? 大学一年の頃は持ってなかったわよね」

恭子「あれなぁ、一年の冬に友達が持ってきたまま置いてったんやけど」

真佑子「鍋を?」

恭子「鍋を」

やえ「どういう状況なのよ……」

恭子「いやそいつ突然『鍋食いたい』って言い出してな、土鍋なんかない言うたらいきなり無印で買うてきて」

やえ「どんだけ鍋食べたかったのよそいつ」

真佑子「鍋を買う(そのものを)」




やえ「その友達ってあれでしょ、愛宕でしょ?」

恭子「ん? よう分かったな、この話したことあったっけか?」

真佑子「愛宕って……愛宕洋榎プロのことですか」

やえ「いや聞いてはないけど、そんなアホなことするような友達っていったら大概アイツでしょ」

恭子「はは、強く言い返せへんな」

真佑子「末原先輩と愛宕プロが同じ高校だったのは存じてますが、小走先輩ともお知り合いだったんですか?」

やえ「ええまぁ、あいつ結構有名だし」

恭子「高校時代に結構練習試合したことあんねん」

真佑子「あ、そういえば同じ関西でしたね」

恭子「こいつと洋榎、表面上は穏やかに対戦してても内面ムキになって喧嘩みたいに対局しててなぁ」

やえ「あっちがムキになってるだけでしょ!」

恭子「な?」

真佑子「小走先輩、同い年の強い人と打つ時だいたいそんな感じですもんね!」

やえ「あ゛あ゛ん゛!?」

真佑子「ぴいっ!?」 ガガーン

恭子「女子大学生が出しちゃいけない声出とるぞ」




真佑子「愛宕プロって結構末原先輩のお部屋に遊びに来られるんですか?」

恭子「ん? ああ、まぁたまにな、アポなしで突然やけど」

やえ「あんた一回ガツンと言わないとアイツちゃんと分からないわよ」

恭子「まぁ別に迷惑って訳でもないし……」

やえ「あんたねぇ……」

恭子「家に居らへんくて二時間玄関に放置してた事とかあったし」

真佑子「普通に酷い」

やえ「アポなしって言っても流石にその時くらいは連絡来てたんじゃないの?」

恭子「授業中で出るの面倒やったからな、携帯無視して帰ったら玄関先でさめざめ泣いてた」

やえ「普通に酷い」

恭子「流石に悪かったと思ったんやけどなぁ、そのあと鍋作ってやったら機嫌が一瞬で直って困惑したわ」

やえ「どんだけ鍋食べたかったのよそいつ」




気疲れに気付かれ 【咲-Saki- T大麻雀部SS】

※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
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菫「あ、あけまして、おめで、とう……」 トビラガララ

真佑子「おめで…… せ、先輩どうしたんですか、なんだか……」

やえ「いつにも増して顔色というかオーラが陰気だけどどうかしたの」

菫「ふふ、その毒舌すら懐かしい……心地よさすら感じるな……」

やえ「アンタなんか気持ち悪いんだけど!?」

真佑子「とうとう罵声で快感を覚えられるようになったんですね先輩! 私はやってくれると思ってました!」

やえ「こっちはこっちで言いぐさが酷いんだけど!?」

菫「とうとうって何だよ! 普段からそんな風に思ってたのお前!?」

 


菫「いや、な、昨日まで正月休みだっただろ」

やえ「そうね、私は奈良帰ってたけど」

菫「我が家には年始の挨拶に来る人が結構いるんだが」

真佑子「そうなんですか、親類の方が多いんですね?」

菫「ああ、まぁ父の仕事関係というか、そんなようなものなんだが……」

やえ「……? いまいち話が見えてこないんだけど」

菫「…………気遣いとお世辞にまみれた会話を年始の三が日ずっと続けていてな……」 ゲンナリ

真佑子「うっわぁ……『かなりお嬢様』すごい……」

やえ「私だったら外に出かけっぱなしにしてるわね」

菫「そういう訳にもいかないんだよ付き合いがあるから…… 本当に参った」 ハァ

真佑子「なんかここまで参ってる弘世先輩を見るの初めてかもしれないです」

やえ「つきあいの長いアンタでも?」

真佑子「ええ、高校時代、大会で私たちの学校と戦ってるときのほうがまだ断然余裕そうな表情でした」

やえ「胸張って言うことじゃないかんな」




真佑子「そ、それじゃあ弘世先輩を元気づけるため、ぱーっと遊びにでも行きましょう!」

菫「いや、私は心配ない、大丈夫だよ、心配かけていたらすまん」

真佑子「ええ、でも……」

菫「気持ちは嬉しいがな、今日はこれから練習だ、じき他のメンバーも来る」

真佑子「そ、そうですか……」

やえ「そうそう、むしろこの機に乗じてタマとったるくらいに思わなきゃダメだかんな」

菫「なんでいきなり業界用語を混ぜてきたんだ?」

真佑子「私はチンピラか何かなんですかね……」

あ、悪魔たん 【咲-Saki- T大麻雀部SS】

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※菫さんは喫茶店でアルバイトをしています


菫「新しいケーキ……ですか?」

店長「ええ、新しいコーヒー豆を仕入れるので、セットにする新ケーキを考えてほしいんですが」

菫「しかし、私はあまりそういうのに詳しくないので、考えると言われましても……」

店長「ああ、別にレシピを考えてほしいとかそういう訳ではなくて、こういうのが食べたいな程度で結構ですよ」

菫「は、はぁ……」

店長「常連のお友達の皆さんの意見なんかもいただけると助かります、お手数ですがよろしくお願いしますね」




菫「……というわけなんだが、何か意見くれないか?」

やえ「ケーキって言ってもねぇ……あそこの喫茶店って結構ケーキのメニュー多くなかった?」

真佑子「はい、確か通常メニューだけで十個くらいあったような」

ハオ「それに加えて日替わりセットもありますからね、それだけで通いつめたくなるくらいです」

菫「そうなんだ、ショートとかモンブランとか、主だったメニューは既にあるから、なかなかアイディアが出なくて」

やえ「……十分じゃないの?」

菫「あのマスターはサービスに対して孤高の求道者みたいなスタンスでいるから、満足することなどないんだ」

やえ「サービスを提供する側が満足しないってよく考えなくても意味分かんないな……」

真佑子「孤高の求道者って言うと俺より強い奴に会いに行く人のイメージしか出てこないんですけど……」

ハオ「マスター(達人)」

菫「あながち間違ってはいないかもな、接客のために分身したりするからあの人」

やえ「ちょっとどころじゃなく人間止めてない?」




菫「多治比はお菓子作るの得意だろ、何かアイディアないか?」

真佑子「た、確かに作りますけど所詮アマチュアという意味ではあまり変わらない気がします」

ハオ「ですが、少なくとも日頃おかゆばっかり作っている私よりは洋菓子には詳しいでしょう」

やえ「今さら中国人らしさをアピールされても反応に困るんだけど……」

菫「私たちよりよっぽど日本人臭いよなこいつは」

ハオ「怎麼了?」 ニコッ

やえ「中国語での笑顔の圧力が怖いからやめい」




真佑子「うーん、新しい豆ってどういうコーヒーなんですか?」

菫「え? ああ、確か名前はエレファント、なんだったか? 酸味と甘みがあるコーヒーだったな」

やえ「調べたらそれっぽいの出てきたけど、これかな? ラオスのエレファントマウンテンっていうやつ」

ハオ「ラオスと言えば象ですからね、それじゃないですか?」

菫「比較的苦くないコーヒーだったから、軽めのあっさりした味がいいかもしれないな」

ハオ「そうですね、甘すぎるとコーヒーのほうが負けてしまいますし」

真佑子「そうするとやっぱりシフォンケーキみたいなものがいいですかね? すみません、ありきたりな意見で」

菫「まぁいいんじゃないか? そういうシンプルな方向性がいいっていう意見だけでも十分だ、たぶん」

真佑子「いや、もうちょっとこうアクセントというか、オリジナリティある意見を言わないと申し訳ない気が……」

やえ「あんたさっき自分でアマチュアって言ってたじゃんか、別に気にする必要ないでしょ」

真佑子「そう、麻雀でもそう、私はいつだって特徴がなく、そして結局カマセになる運命……ふふ……」 ドヨーン

菫「……なんでこいつはいきなりトラウマを発症してるんだ」

やえ「自分で自分の地雷踏みに行くとか器用なことするな……」




ハオ「大丈夫ですよ、心配しないでください真佑子」

真佑子「ハオちゃん……?」 グスン

ハオ「真佑子の噛ませっぷりは天下一品です、自信を持ってください」 肩ポン

真佑子「酷くない?!」

やえ「そっち肯定すんの!?」

菫「なんであえてトドメ刺しに行ったんだ……」

ハオ「人聞きが悪いですね、せいぜいバンジージャンプで躊躇してる人の背中を押したくらいのレベルですよ」

やえ「いやそれ十分悪の所業だかんな!?」

命の水 【咲-Saki- T大麻雀部SS】

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数絵「……お疲れ様ですぅー」 トビラガラー

真佑子「お疲れ様、数絵ちゃんどうかした? なんだか目に見えて疲れてるような」

数絵「そうなんですよ真佑子さぁん、もう大変でした……」

恭子「なんやいたずらでもしてたんちゃうん」

数絵「談話室の冷水器が一日何人に使用されてるのかをカウントするためにひたすら観察してました」

真佑子「予想以上に暇人ッ!?」

恭子「何人/ hやったん?」

真佑子「なんで末原先輩は興味深々なんですか!?」




恭子「あんなぁ、自分そういうことばっかりしてるから麻雀部全体が変人の巣窟扱いされんねんで」

真佑子(よかった、興味津々な訳じゃなかった)

数絵「皆さん横にある自販機で飲み物を買っていくので、あまりの不人気っぷりが気になってしまいまして」

恭子「うーん、まぁ普段使われてんのあんまり見ないっちゅうんは確かやけど」

真佑子「そういえば、私もああいう水飲み場は使ったことないですね」

恭子「……え、マジで? あそこの限定って訳やなくて?」

真佑子「はい、自分史上で使ったことないです」

恭子「そういえば多治比ってお嬢様やったわ、いい意味で忘れとった」

数絵「まさか、運動後のぬるーい水道水のうまさをご存じないなんて……」 ドヤアァァ

恭子「まぁ言いたいことは分からんでもないねんけど、なんで自分胸張ってドヤ顔してるん?」

数絵「明日、もう一度ここに来てください、本当の水道水を飲ませますよ」

恭子「それって明日じゃなくて今日じゃだめだったん?」

真佑子「ねぇ、何が数絵ちゃんをそこまで水道水擁護に駆り立ててるの……?」

数絵「まぁ色々理由はありますが、一番気に入ってるのは――――」

真佑子「なんです?」

数絵「値段だ」 ドヤアアァァァ

恭子「ドヤ顔で語った割に貧乏くさい理由」





恭子「というわけで、ほれ、飲んでみー」  ジャー

真佑子「う、は、はい……」

数絵「大丈夫、初めては多少勇気がいるかもしれませんが大丈夫、慣れれば病み付きになりますよ」

恭子「大丈夫って二回言うと胡散臭さ半端ないな」

真佑子「それでは……」 ゴクゴク

真佑子「…………あ、結構おいしいですね、もっと塩素が凄いのかと思ってました」

恭子「まぁ取水する場所にもよるやろうけどな」

数絵「東京の水道水は結構美味しいんですよ、『東京水』って言ってペットで売られてるくらいですし」

恭子「関東人の商魂、結構たくましいな……」

真佑子「ですがこれだったらミネラルウォーター買わなくてもいいですね、十分美味しいです」

数絵「そうでしょう? 思わずシェフを呼びたくなってしまうのでは?」

恭子「…………いや、上水道の事務所にでも行けばええんかそれ」

気になるあいつ 【咲-Saki- T大麻雀部SS】

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菫「…………」

真佑子「……弘世先輩、どうかしたんですか?」

やえ「さぁ? 私が部室来た時からああだったけど」

菫「……多治比か」

真佑子「多治比ですが」

菫「多治比ッ! 小走ッ! 君の意見を聞こうッ!」

真佑子「特にハサミ討ちの形にはならないとは思いますが、私でよければ」

やえ「テンションというか、頭がおかしくなったのかしら」




菫「淡…… 大星の話なんだがな」

真佑子「大星さんですか?」

やえ「大星淡ってあの、松山フロティーラの? そういえばあんたの後輩なんだっけ?」

菫「そうだ、付け加えるなら、今でも私や亦野、多治比とはたまに会ってるな」

真佑子「彼女が関東に遠征に来る時くらいですけどね、会えるの」

やえ「そんで、その大星がどうかしたの」

菫「いや、あいつもな、プロになってからずいぶん経つわけだ」

真佑子「まだ一年目なのに、ちょくちょく試合に出られてて凄いですよね」

やえ「最近はずっと一軍帯同してるからな、十分すぎるくらい活躍してるだろ」

菫「……………………………………そう、それなんだ」

やえ「は?」

真佑子(沈黙長かったなぁ)

菫「あいつは箱入りで世間知らずだから…… 舞台裏で何かやらかしてやしないかと心配で心配で」

真佑子「はぁ」

菫「私たちになら傍若無人な態度も許そう、だが社会人としてあの礼儀知らずを出そうもんなら」

やえ「そうねぇ、まぁ心配なのはよ~~~~~く分かったけど、一言でいうならあれよね、多治比」

真佑子「そうですね、小走先輩」

菫「な、なんだ? この心労を分かってくれたか?」

やえまゆ「お母さんか」

菫「誰がお母さんだ!!?」

真佑子「いやだって大星さんももう社会人なんだし」

やえ「はっきり言って口調が過保護なお母さんにしか聞こえないわよ」

菫「お母さんと言うよりいいとこお姉さんだろ! 訂正しろ!」

真佑子「そこなんですか!??」

【このブログについて】
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詳しくはアバウトをご参照ください。
一応本ブログの更新を優先しようという気概ではいます。

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