誠子「どうかした?」
ハオ「昨夜、インターネットをしていたら、こんな画像が出てきまして」
誠子「……真佑子と淡の画像? 二人とも高校の制服じゃないか、何年前だこれ」
ハオ「大星プロの高校時代の画像! と貼ってあったので、部長だった誠子は何かご存じかと思ったのですが」
誠子「見た感じ、なんかの雑誌のキャプチャっぽいけど、いつのなんだろうこれ…… 覚えてないな……」
ハオ「高校時代の真佑子が一緒に写っているので、少なくとも去年以前ということしか分からないですね」
誠子「高校の制服を引っ張り出してコスプレしている可能性は」
ハオ「…………」
誠子「…………」
ハオ「…………」
誠子「この方向はやめよう」
ハオ「やめましょう」
誠子「この画像よく見たら凄いな、何で真佑子は淡の服のボタン外して指を突っ込んでるんだ」
ハオ「シチュエーションの意味はわかりませんけどとにかくすごい写真ですね」
誠子「背景からして外で撮ったみたいだけど…… 本当に謎だな……」
ハオ「二人とも実力と外見の両方で有名でしたから、取材か何かの写真では?」
誠子「淡は高一のインハイまで全くの無名だったから、雑誌の取材だとしたら多分それ以降なんだけど」
ハオ「その時期は誠子が白糸台の部長なんですよね?」
誠子「そうそう、だから取材とかのやつだったら覚えてるはずなんだけど…… うーん……」
ハオ「部長に秘密で勝手に取材を受けたという線は無いのでしょうか」
誠子「そんな勝手なことお母さんは許しませんよ!!?」
ハオ「誠子は彼女らの何なんですか?」
誠子「うーん、ダメだ、本当に思い出せない」
ハオ「まぁ後で真佑子も来るでしょうし、直接聞いてみましょうか」
誠子「……えっ」
ハオ「何か問題が?」
誠子「あ、いや、自分の高校時代のグラビアを持ち出されたとしら、私だったら恥ずかしさで死ぬと思う」
ハオ「あら、だから面白そうなんじゃないですか」 ニコッ
誠子「いい、笑顔です」
菫「…………で、結局この画像はなんだったんだ?」
誠子「それが、画像を見せた途端に真佑子がフリーズしたので分からないままで」
真佑子「」
やえ「し、死んでる……」
ハオ「人はなぜ傷つけあわずにはいられないのでしょう……」
誠子「戦い…… 虚しい……」
やえ「傷つけた張本人どもが言っていい台詞じゃないかんな、それ」
誠子「それじゃ、とりあえずこのA3で印刷した画像は部室の掲示板にでも貼っておきましょうか」
菫「ダウン追い討ちはやめてやれ」
誠子「いやこれ起き攻めなんで」
ハオ「どちらかと言えばガー不重ねですかね」
やえ「なお悪いわ!」
誠子「それじゃ、とりあえずこのA3で印刷した画像は部室の掲示板にでも貼っておきましょうか」
菫「ダウン追い討ちはやめてやれ」
誠子「いやこれ起き攻めなんで」
ハオ「どちらかと言えばガー不重ねですかね」
やえ「なお悪いわ!」