明華「ストァ――――ップ!!!!」
由華「え、な、なに、細胞でも見つけたの」 ビクッ
明華「職場でクリスマスの予定の話はセクハラですよ! 予定のない者に対する情けは無いのですか!?」
ソフィア「ここ職場じゃなくて部室だし」
明華「ま、ま、まぁ私は予定があるので関係のない話ですが!」
尭深「明華ちゃん、この間一人でクリスマスコンサートに行くって言ってなかった?」
明華「予定は……予定です」
ソフィア「一人で?」
誓子「明華……(ホロリ」
明華「泣くほど!?」
明華「うう……みんな嫌いです……」
尭深「まぁまぁ、チケット一つしか取れなかったんでしょ? しょうがないよ」
ソフィア「今年は誓子の家でクリスマスパーティやるから、コンサート終わったら来なよ」
明華「……へ? パーティですか?」
誓子「うん、ウチなら部員くらいまでなら入るでしょ」
由華「そうなんですか、一人暮らしすごいですね」
誓子「それほどでもないわ、まぁもちろん後片付けなんかはしてもらうけどね」
明華「で、ですが去年はそんなイベントなかったではないですか…… ランダムイベントなのですか?」
由華「ゲーム脳かあんたは」
ソフィア「それが、須賀の奴がな」
由華「京太郎がどうかしたんですか?」
ソフィア「いや、自分が料理ほかもろもろの雑用をするから、ぜひとも開催しましょう! って熱く語ってきて」
尭深「なるほど、京太郎くんならお料理も上手ですからね」
ソフィア「なんだか熱く語りすぎて血の涙を流しかねんレベルだったんだが、アレはなんだったんだろうな」
誓子「そこは……触れてあげないであげましょう」
明華「なるほど、京太郎の入部というフラグが必要だったのですね」
由華「ゲーム脳かあんたは」
由華「でもいいんですか? 誓子先輩って教会の娘さんだって聞いたことあるんですが」
誓子「いいって何が?」
由華「クリスマスにパーティとか、騒いだりしても」
誓子「ああ、まぁ別に問題ないでしょう、主への感謝さえ忘れなければ楽しそうな方が断然いいわ」
尭深(お堅いんだか柔軟なんだか)
明華「コンサート終わったら絶対に合流しますので! 料理やお酒は残しておいてくださいね?」
由華「料理は最悪京太郎にお願いすればいいかもしれないけど、お酒については保証しかねるなぁ」
誓子「ちょっと! ウチでの馬鹿騒ぎは絶対に控えてもらうからね! 泥酔するなんてもってのほかだから!」
尭深「はい、もちろんですよ(ニコッ」
由華「そのタイミングでその笑顔めちゃめちゃ胡散臭いな」
誓子「特にソフィア! あなたちゃんと花子のこと管理しておいてね! あれ酔うと悪ノリが悪化するから!」
ソフィア「まぁ大丈夫だろ、あいつも最低限のところは弁えるし」
誓子「最低限って! ゼロ・リバースの惨劇を忘れたの!?」
由華「なんですかソレ……」
ソフィア「ちょっと前、飲みに行ったら偶然居酒屋で隣り合っただけの社会人グループと意気投合してな」
明華「コミュ力お化けすぎるエピソードですね……」
誓子「で、相手全員を飲み潰した結果、全員リバースして死屍累々、その後は誰も残らなかったというね……」
由華「……よし、パーティで花子先輩は隔離しておこう」
尭深「あげるのはひまわりの種とかでいい?」
ソフィア「ハムスター扱いかよ」
誓子「だめよ、そんなのお酒がすすむーとか文句言うにきまってるわ、味の薄いジャーキーとかにしましょう」
ソフィア「犬用かよ、どっちにしろペット扱いなのかよ」
明華「なんだか面白そうなので、途中参加する時に美味しいお酒大量に持っていきますね」
誓子「マジでやめて」
由華「どうしたんですか誓子先輩!? 言葉使いが変ですよ!?」