※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物などについてはキャラ一覧をどうぞ
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憧「あ、おはよ、宥姉」
宥「おはよ~」
憧「ごめんね、待った?」
宥「大丈夫だよぉ、まだ電車の時間まで余裕はあるし」
憧「いや~、ギリギリかもわかんないよ、宥姉と一緒にいるとなぜか時間の進みが早いから」
宥「どういう事なの……」
憧「アレ本当なんでなんだろう、宥姉のほわほわオーラで時空が歪んでいる……?」
宥「言ってる意味がよく分からないよ」
憧「ほら、時空歪ませてないで早く学校行こう?」
宥「時空歪ませる説採用しちゃうの!? というか今色々言ってたのは憧ちゃんだよぉ…… 」
玄「お、お姉ちゃーん! よかった、まだ居た!」 バタバタ
宥「え、玄ちゃん!? どうしたの!?」
憧「玄おはよ~」
玄「憧ちゃんおはよう! お姉ちゃんがお弁当忘れてるって板さんに渡されて…… はいこれ」
宥「えっ、あっ! 」 ガサガサ
憧「宥姉……」
宥「ご、ごめんね玄ちゃん、忙しい時間なのにありがとう」
玄「大丈夫だよ~ それじゃあね! 憧ちゃんもいつでも遊びにきてね! 今日の帰りとか!」 パタパタ
憧「って今日かい! あ、行っちゃった…… 急ごう、宥姉」
宥「う、うん……」
宥「はぁ~…… やっちゃったなぁ、私……」 トボトボ
憧「……いつになく押しが強いというか、女将モード玄だったわね」
宥「朝は本当に忙しいからね~、玄ちゃんに迷惑かけちゃった……」
憧「それじゃ、今日の帰りに何か美味しいもの買ってって、お礼言いましょ、ね?」
宥「……うん、そうだね、憧ちゃんも来てくれるでしょ?」
憧「まぁ、遅くならなければね、今日も練習はあるし」
宥「憧ちゃんだったらいくら遅くても大歓迎だよぉ」
憧「いや、私がかまうんだってば!」
宥「どうして? またうちでご飯食べていけばいいのに、賄い出すよ~」
憧「それよ! 松実館のすっっっっごく美味しい賄いご飯のおかげで! 私がどれだけ苦労しているか……!」
宥「す、凄いタメて美味しいって言ってくれたのは嬉しいんだけど、な、何か困らせちゃってた?」
憧「………………体重が」 シクシク
宥「あっ」
憧「なんであんなにご飯が美味しいのよぉ…… 残さず食べちゃうでしょお……」 シクシク
宥「今日は良いシシが入ってたから、すじのお肉で肉じゃがか、カレーとかかな~」
憧「宥姉ええええええ!」
憧「でも最近、夜が寝苦しくなくなったわよね~」
宥「そうだね、私もタオルケット一枚追加したよ」
憧「相変わらずね宥姉は…… 朝とか大丈夫なの? ちゃんと起きられてる?」
宥「だ、大丈夫だよ、私だってもう21歳なんだから一人で起きるくらい……」
憧「くらい?」
宥「しゅ、週に二回くらい玄ちゃんに起こしてもらうくらいで済んでるよ! セーフだよ!」
憧「宥姉それ済んでないから、麻雀で言ったら5,200振り込んじゃってるくらいアウトだから」
憧「そっか~、宥姉はまだお寝坊が治らないのか~」 ニヤニヤ
宥「うう…… 気を付けます……」
憧「いやぁ、普段一緒に登校する時は待っててもらってるから、気づかなかったな~」
宥「……うーん、それはちょっとまた別の理由があるんだけどね」
憧「え?」
宥「えっと、時間割の関係で、憧ちゃんと一緒に登校できるのって週に二回だけでしょ?」
憧「そうね、火曜と金曜だけ一緒だけど、それがどうかしたの?」
宥「だから待ち遠しくて、朝になったらすぐ目が覚めちゃうんだ~」 ニコッ
憧「…………しっ、小学生か!!」
宥「ええっ、ひどいよ~」