※咲-Saki- 本編3年後の二次創作SSです
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ
菫「結局、辻垣内は料理が上手いのか?」
智葉「いきなり藪から棒になんだ、なんの話だ」
菫「いや、お前の実家が料亭だという話を聞いてな」
智葉「誰から聞いたんだそんな話」
数絵「わ た し で す」
誠子「ごん、お前だったのか」
菫「なぜいきなりごん狐が」
誠子「アーガマをバイストン・ウェルへ引きずり込んだのは……!?」
数絵「それも私だ」
誠子「イングラムを介し、Nervの碇ゲンドウへ死海文書の解読方法を教えたのも……」
数絵「この私だ」
智葉「……なんだか色々と余罪がありそうな気がするな」
数絵(まぁ智葉さんの料亭の娘設定はあくまでこのブログの世界観で採用してるってだけなんですが)
菫「で、どうなんだ、実際のところは」
智葉「どうもなにも……そこまで言うほどのものじゃないぞ」
数絵「またまた~、この間のお弁当に入ってた煮っ転がし、手作りだっておっしゃったじゃないですか」
誠子「えっ、つまませてもらったやつ、辻垣内先輩の手作りだったんですか? 凄く美味しかったんですけど」
智葉「あれは板場を借りて教わって作っただけだからな、誰でもああいう味になる」
菫「いやプロに見られながら料理するとか、普通ならそんなプレッシャー耐えられんぞ」
誠子「流石、肝が据わってるというか、なんというか……」
数絵「そもそも智葉さんでそこまで言うほどじゃないなら私は何なんですか、甲鱗のワームですか」
誠子「エンゲル係数高そうな喩えだなそれ」
菫「謙虚も過ぎれば傲慢というし、大人しく認めたらどうだ、自分が料理上手であることを」
智葉「倒置法使ってまで知りたいのかそんなことが」
菫「……ああ、私にとっては重要なことだ」
智葉「……認めるのは別に吝かではないが、お前がそこまでしてこだわる理由はなんなんだ」
菫「フフ………………頼む! 私に料理教えてくれ!!!」バッ
誠子「挑発的な笑みから一転! 流れるような角度45°の一礼が決まったああああああ!」
数絵「プライドを投げ捨てるのに僅かな逡巡もありませんでしたね」
智葉「ちょ、は? おい、どうしたんだ、一体何があったんだお前」
誠子「さぁ、この事態には流石の辻垣内智葉といえども動揺を隠せないか!?」
数絵「かなりの不意打ちでしたからね~」
智葉「お前ら実況解説やめろ…… おい弘世、一体何があったんだ」
菫「…………実は、照のヤツが」
智葉「照? 宮永がどうかしたのか」
菫「……この間遊びに来たアイツにお昼を振舞ったら『料理はお嬢様らしくないんだね』って」
誠子「確かに弘世先輩の作る料理って、なんというか……て、手作りの温かみがありますよね」
数絵「失言に気づいてなかなか上手い逃げ方しましたね今」
菫「そういう訳で、料亭仕込みの豪華な料理でアイツを見返したいんだ」
智葉「いや、別に料理を教えること自体はかまわんのだが……」
菫「だが?」
智葉「この前ウチの店に来たときも水菓子ばっかり食べてたぞあいつ」
誠子「料亭で果物ばかり食べるのか(困惑)」
数絵「そんなだと繊細な出汁の使い方とか習ってもあまり気付かれないかもしれませんね」
菫「……つまり?」
智葉「あいつの舌を唸らせるにはパティシエに弟子入りしたほうがいい」
菫「…………なんというか、友人として色々思う所があるんだが」
※大学に進学した面々がガヤガヤするやつです
※登場人物など詳細についてはアバウトをどうぞ
菫「結局、辻垣内は料理が上手いのか?」
智葉「いきなり藪から棒になんだ、なんの話だ」
菫「いや、お前の実家が料亭だという話を聞いてな」
智葉「誰から聞いたんだそんな話」
数絵「わ た し で す」
誠子「ごん、お前だったのか」
菫「なぜいきなりごん狐が」
誠子「アーガマをバイストン・ウェルへ引きずり込んだのは……!?」
数絵「それも私だ」
誠子「イングラムを介し、Nervの碇ゲンドウへ死海文書の解読方法を教えたのも……」
数絵「この私だ」
智葉「……なんだか色々と余罪がありそうな気がするな」
数絵(まぁ智葉さんの料亭の娘設定はあくまでこのブログの世界観で採用してるってだけなんですが)
菫「で、どうなんだ、実際のところは」
智葉「どうもなにも……そこまで言うほどのものじゃないぞ」
数絵「またまた~、この間のお弁当に入ってた煮っ転がし、手作りだっておっしゃったじゃないですか」
誠子「えっ、つまませてもらったやつ、辻垣内先輩の手作りだったんですか? 凄く美味しかったんですけど」
智葉「あれは板場を借りて教わって作っただけだからな、誰でもああいう味になる」
菫「いやプロに見られながら料理するとか、普通ならそんなプレッシャー耐えられんぞ」
誠子「流石、肝が据わってるというか、なんというか……」
数絵「そもそも智葉さんでそこまで言うほどじゃないなら私は何なんですか、甲鱗のワームですか」
誠子「エンゲル係数高そうな喩えだなそれ」
菫「謙虚も過ぎれば傲慢というし、大人しく認めたらどうだ、自分が料理上手であることを」
智葉「倒置法使ってまで知りたいのかそんなことが」
菫「……ああ、私にとっては重要なことだ」
智葉「……認めるのは別に吝かではないが、お前がそこまでしてこだわる理由はなんなんだ」
菫「フフ………………頼む! 私に料理教えてくれ!!!」バッ
誠子「挑発的な笑みから一転! 流れるような角度45°の一礼が決まったああああああ!」
数絵「プライドを投げ捨てるのに僅かな逡巡もありませんでしたね」
智葉「ちょ、は? おい、どうしたんだ、一体何があったんだお前」
誠子「さぁ、この事態には流石の辻垣内智葉といえども動揺を隠せないか!?」
数絵「かなりの不意打ちでしたからね~」
智葉「お前ら実況解説やめろ…… おい弘世、一体何があったんだ」
菫「…………実は、照のヤツが」
智葉「照? 宮永がどうかしたのか」
菫「……この間遊びに来たアイツにお昼を振舞ったら『料理はお嬢様らしくないんだね』って」
誠子「確かに弘世先輩の作る料理って、なんというか……て、手作りの温かみがありますよね」
数絵「失言に気づいてなかなか上手い逃げ方しましたね今」
菫「そういう訳で、料亭仕込みの豪華な料理でアイツを見返したいんだ」
智葉「いや、別に料理を教えること自体はかまわんのだが……」
菫「だが?」
智葉「この前ウチの店に来たときも水菓子ばっかり食べてたぞあいつ」
誠子「料亭で果物ばかり食べるのか(困惑)」
数絵「そんなだと繊細な出汁の使い方とか習ってもあまり気付かれないかもしれませんね」
菫「……つまり?」
智葉「あいつの舌を唸らせるにはパティシエに弟子入りしたほうがいい」
菫「…………なんというか、友人として色々思う所があるんだが」